2017/06/03(土)21:10
新之介、なに一つ悪というもののなかった生涯でした★前編
2017年6月29日、新之介、11年の短い生涯が幕を閉じました。
記録をたどってみると、新之介が2006年の6月25日に
うちに来たことがわかりました。
当時、戸越の保護ボランテイア仲間のシェルターが閉鎖となり、
飼養していた10匹前後の保護猫たちを
友人一同で分散して預かることになって、
二匹の子猫をうちでも預かることになったのでした。
新之介と鈴、その兄妹です。
キジ白で、3、4か月くらいの可愛い兄妹でした。
うちに来た日。
左の兄妹に、かおると草太がさっそくかまっています。
新之介は、赤ちゃんで保護されたときに左目が風邪等でつぶれており、
しゅん膜を切る手術をしたそうですが、
結局左目は白濁が残ったまま。
右目も落ちくぼんでいてショボいカオ(^_^;)
せめて名前くらい立派な名前をと思い、
兄に新之介、妹には鈴ちゃんと和風な仮名にしました。
まだ小さい頃で、とてもかわいい♪
新之介がイケメンに見える( ;∀;)
お風呂の水を飲みたがる新之介。
庭で、散る桜の下を遊ぶ新之介。
こんなおバカな一面も(笑)
ちょうどこのころ、知人のつてで、成城の住宅地で
赤ちゃん猫の木の葉を保護し、
新之介も鈴も、木の葉を可愛がってくれました。
住宅街で雨に打たれ、一晩中母猫を探して泣いていた木の葉。
やさしいお兄ちゃんお姉ちゃんに可愛がられて、
さぞほっとしたことでしょう。
ほどなくして、可愛い鈴ちゃんは里親さんに譲渡。
でも、うちの兄さん姉さんたちのもとで
新之介はすくすく育っていきました。
新之助の右というか上(笑):桃
隣がかおる、その隣がひかり、下から顔出してるのが草太。
みんな若い。桃は、一昨年亡くなりました。
その後次々となな猫ほーむで子猫たちを預かり始め、
新之介の「保母」さんが本格的に始まります。
これは、可愛いもなかを可愛がる新之介。
もなかと、多摩川のホームレスさん保護の麻綾。
もなかが新之介の乳を吸っている。。
もう一人の白子猫・沙彩と小勇太が乳を吸っている。。
もちろん新之介に乳は出ませんが(^_^;)
親から離され不安な子猫たちは、
みんな新之介の出ない乳を吸って満足して育ちました。
これはセンター保護のノンナとニルス、
いま里親さんちで、小麦と浅緋という素敵な名前です。
母子家庭4兄妹(母猫と子猫4匹で来たのでw)に
乳をやる新之介。
母子家庭のうちの空ちゃん雪ちゃんを可愛がる。
陸ちゃんという子は亡くなり、
あとの3匹と母猫は里親さんちに旅立ちました。
このときは白黒3兄妹。
このときは山梨レスキュー(産んだら畑に埋めてた爺から保護)で
この光ほか2匹を可愛がる。
これは2010「茶トラ王国」と名付けた子たちに乳をやる新之介。
文京区西片で保護された、茶トラの野良子猫7匹のうち、
4匹を(全部茶トラなので茶トラ王国!)うちで預かり、
新之介が次々に世話してくれました。
この右の子は、まだうちにいる風太だと思います(^_^;)
これがちょっと前の新之介と風太。
風太は、新之介を母として育ち、
どこにいくのもいつも新之介と一緒。
超ビビりのあまり攻撃的になり、またスプレー癖もあって、
他の姉妹たちはみんな譲渡できましたが、
結局風太は残ってしまったのです。。
比較的最近では、この、左からキジトラの苺と、
三毛のくるみちゃん、白黒の葉太たちも
新之介に育てられて大きくなりました。
先日トライアルに出た桜乃ちゃんももちろんそうです。
これは、譲渡でいなくなった子猫を探し回る新之介。
これまで何匹も旅立っていきましたが、
そのたびに一応は、うおんうおん啼きながら探して回ってました。
(左下でトイレしてるのは、
もう亡くなったあずき。懐かしい(:_;))
もちろん成猫にもやさしくて、
不安な成猫の保護猫たちにすぐにうちとけるので、
成猫たちも安心するようになります。
これは、左はうちの亡き桃ですが、
右は熊本から来た航。
311の震災後は、ますます忙しくなり、
たくさんの成猫や子猫を預かりましたが、
かおるや草太などと共に、新之介もメインとなって
新しく来た子猫は育て、成猫たちの世話をしてくれました。
これは、たしか南相馬で保護された桜子。
桜子は、ブッコという新しい名前をいただいて譲渡されたのですが、
しばらくの間、里親さんになかなかなつきませんでした。
そして、里親さんの闘病中に少し里帰りしてきたときがあって
うちに帰っても、もう忘れているので怖がって、
お風呂場に逃げてしまったときに、
ブッコは新之介を覚えていたんですよね!
それでいっぺんに打ち解けてくれました。
もう、ブッコは里親さんにも甘えています。
これは福島の(社)SORAから預かった、
飯館出身のたっくん。
すぐに良い里親さんに巡り合えたので、
少しの間しかいなかったけど、
新之介の薫陶を間違いなく受けてますw
これもSORAから。福島から来た優太です。
これは東京のセンターから来たみるく。
みるくと優太が一緒に貰っていただいて、
優太だけ去年急死してしまったのですが、
ミーくんは元気で、里親さんになついてきてます♪
まんなかの優太が里親さん宅で亡くなって、
もう1年になります。
左の桃はもっと前に亡くなりました。
みんな、新之介を待っててくれたよね。
もちろん、うちのほかの子たちとも新之介は仲良し。
というか、新之介のまわりにみんな集まってる?
2015年末に奈々が14歳で亡くなるとき、
最期までそばにいて、なめたりしてくれてたのも
左の、奈々を大好きだったひかりと、
右の新之介たちでした。
奈々はきっと、亡くなるときも寂しくなかったでしょう。
特に仲良く、兄弟のように育ったのが茶トラの草太。
1歳違いで、このときはまだどちらも若い。
新之介の目が珍しくぱっちりです(^_^;)
これは最近ですが、いつもこんな風にして寝ていました。
もっともっとたくさん画像もあって、
里親さんたち、全部出せなくてすみませんー。
保護猫たちみんな、特に子猫は、
新之介に世話してもらいました。
よく、保護活動大変でしょうとか、
先住猫との相性は大丈夫?とかいわれますが
わたしは本当に猫に恵まれたといいますか、
こうして新之介が、そしてかおるや草太やみんな、
新しく来る子たちの世話を猫どうしてしてくれるので、
わたしはごはんとトイレと病気の世話をしてるだけなんですよ。
そして相性といっても、全く気にせず、
多少の小競り合いも無視して(笑)
喧嘩すれば𠮟り飛ばし、そのうち仲良くなっているので
本当に、なな猫ほーむをやっていられるのは
この子たちのおかげなんです。
ちょっと涙が出てきて書けなくなりました( ;∀;)
画像も多くて、たぶんここらで楽天ブログは書けなくなると思うので
ここで一旦休止とさせていただきます。
続きは、亡くなるまでの悲しいお話ですが、
次につなげたいと思います。