2008/03/01(土)00:50
癒しの島、バリで出会ったホメオパシー (上)
わたしがホメオパシーの意味を知ったのは、ちょうど1年前。それはインドネシアのバリ島でだったのです。
弟が、長年つきあっていた日本人の彼女と、バリ島で結婚式をあげることになったのです。 3歳になったばかりの長男、11ヶ月の次男ももちろん一緒に参加です。 長男はいいとして、東南アジアに赤ちゃんを連れて行くのは、治安、清潔面や伝染病などの面で、心配でした。 「やっぱり、違う場所でしてよ~~」 「なんでやねん。。。!」 最初は弟に反対したりもしましたが、 バリ島のことを調べていくうちに、 「あらぁ~~、バリって極楽みたいなところじゃないの~~」 行ったことのないバリ島にすっかり魅了されてしまいました。 しかし出発前夜、恐るべきことが。。。 なんと長男が高熱をだしてしまったのです。 (これは行くな・・・ということか??なにか悪いことでもおこるのか・・・?) 夫とふたりで、愕然としてしまいました。 「どうしようか。。。」 「とりあえず、明日、考えよう・・・」 翌日、
やはり熱が出ていますが、本人は元気。高熱があるのにもかかわらず、走りまくってます。 「なんか、ぜんぜん大丈夫そう・・・」 というわけで、そのまま強行突破することに。。。 バリへ出発です!
しかし・・・ その風邪は次男にもうつっていたのです。次男は飛行機の中で、熱を出しはじめました。次男は長男とちがって、けっこう風邪をひくとグズグズ停滞するタイプ。
バリのホテルに着くと、安心したからか、わたしにも高熱が。。。
のたうちまわるくらいに全身が痛く、わたしと次男は、ずっと寝たきり状態になりました。
長男は、すっかり回復して庭で遊んでいます。 日本から持って行った抗生物質を飲んでいる間は、すこしマシになりますが、2日目には薬もなくなってしまいました。 次男は授乳から薬をとっていたので、切れたとたんに、高熱をだしはじめます。それでも3日目になると、わたしはなんとか歩けるくらいには回復。しかし次男はずっと8度台の熱が出ていました。
仕方ないので現地の医者に行くと、「気管支炎」といわれ、抗生物質が処方されました。 げっ、抗生物質! 1歳未満なのに・・・でもほんとうに感染症が怖いので、飲ますことに。 薬を飲んでいる間は、元気になるのです。 しかし回復したかとおもうと、結婚式などのハードスケジュールが重なり、また体調を崩してしまいました。 バリ島での滞在も10日目に入りましたが、微熱が続きます。いつもはニコニコしているのに、目が潤み、ずっと機嫌も悪く、にこりとも笑いません。 しかしまた抗生物質を飲ませるのは、抵抗があります。どうしたものか・・・しかたないのか。。。なにか他に方法は、ないんだろうか? 悩んでいると、心配した宿の人が、今度はすぐ近くのクリニックを紹介してくれました。 アメリカ人の女医さんが、貧しい人や妊婦さん向けに開業している自然療法のクリニックでした。女医さんの名前はロビンとボビー。(ロビンが代表者です) クリニックの英語のサイトです。
http://www.robinlimsupport.org/index.htmセンターへの寄付やボランティアのスタッフもさがしておられるようです。ここに、日本語の案内がありました。 http://www.balibali.jp/jalan/ubud/yayasan.html
わたしたちは、ボビーに診てもらいました。 現地ではイブ ボビ(婦人) と呼ばれている名医。(らしい)金髪にショートカットで、バティック地の服をきている40代半ばの明るい女性でした。 「この人がほんとうに医者なの?」 と、おもいましたが、クリニックは人でいっぱいです。鍼灸、漢方、ホメオパシーなどで治療しています (貧しい人には無料ですが、うわさを聞いて治療にきている多くの外国人もいました) ひととおり、診察してもらい、次男の生れた時の状況などを話してから、 彼女は、
「じゃ、これを飲ませてあげてね」と何種類かの薬をくれました。 そこで次男に処方されたのが「ホメオパシー」と漢方薬だったのです。漢方薬は、中国産で小児用の総合風邪薬のようなものでした。「えっ、この漢方とこの白い玉で、風邪が治るの?」 まだわたしはホメオパシーのことも知らなかったし、風邪には「抗生物質」か風邪薬が絶対に効く!と思っていました。
(こんなこどもだましのようなもんで、本当に良くなるのか・・・)わたしは、90% 信じていませんでした。
次男に処方されたレメディは「Belladonnna」。
夕方、わたしたちのいる宿まで出向いてくれたボビーは、明るい声で、
「明日、もういちどみにくるわね。きっと良くなるわよ」
と言って、帰っていったのです。 明日ぁ・・・? いままで1週間も治らなかったのに・・・ その夜、わたしはボビーのいうとおり、レメディを溶かした水を次男に飲ませ、眠りにつきました。 翌日・・・
奇跡は~おこり~ました!!! (宣教師風に発音) 熱がすっかり下がって、次男はすっかり元気になっていたのです。 「うそ・・・」
「すごい・・・」まるで、いままでの元気の無さがウソのように、ニコニコと笑っている!ほんとうに、夢でもみているような気分でした。 ホメオパシーって、すごい。(漢方も!) 熱もさがるんだ・・・ ハーブなのに(と、まだしくみをわかってなかったので)とにかくその威力にただただ、感動してしまったのです。 そして、そのあとでようやく、ホメオパシーの意味を知ったのでした。。。 ホメオパシーへと続く道・・・
「下」に、つづく。。。