2010/04/19(月)23:50
新アニメをつくろう(4) 「構想」・・・「登場人物」「舞台」の作りかた
少し、今日の日記を修正しました。
主人公に「目的」を与えたら、今度は「障害」を設定していきます。
「人」「舞台」「過去にあった出来事」など、全てが主人公の「行動の障害」になるよう
な「設定」を考えます。
まず、「人」です。
家族が、友人が、恋人が、ライバルが、敵が、主人公の邪魔をするよう、また邪魔になるよ
うに考えます。
さらに、主人公の活躍する「舞台」にも、「障害」を設定します。
橋を通ろうとするなら、壊します(笑)。
「過去にあった出来事」ですら、主人公にとって不利なように設定します。
過去の出来事で、主人公に精神的トラウマを与えたり、「舞台」に特別な「法律」や、
「風潮」を障害として設定したりします。
しかし、それでも、「やり遂げなけばならない理由」を主人公の「設定」に追加していき
ます。
ここまで、設定が決まってくると、「登場人物」たちは、勝手にお話を作ろうと動いてくれ
ます。
人形だった、登場人物たちが、ウソのように、活き活きとしているじゃありませんか。
これが、「登場人物」に「個性」「性格」「動機」という「命」を吹き込み、演じる「舞台
背景」を作る方法です。
「テーマ」は「哲学」です。非常に肩苦しいものです。それを嫌って、あえて「テーマ」を
持たないでお話を作る人もいますが、よほど才能に恵まれていなければ無理です。
(また、成功した例も知りません)
せっかく、先人達が苦労して、編み出した方法なのだから、使わない手はありません。
でも、これで終わりではありません。「舞台」で演じてる「登場人物」たちの、
「最高に面白い瞬間」を見つけるという作業です。
「構想」を、もとにお話の「台本」を創っていく部分です。次回・・・「台本」の書き方。