フレンチ・コネクション1 ・2
いつもは、古い作品はあまり視聴しないのですが、アカデミー賞にちなんでWOWOWにて放映されたので視聴いたしました。1は「エクソシスト 」で有名なウィリアム・フリードキン監督。2は僕の好きな作品「RONIN」のジョン・フランケンハイマー監督です。1は麻薬取締官のジーン・ハックマン演じるドイル刑事と相棒の故ロイ・シャイダー扮するクラウディーの撲滅のためニューヨークに陸揚げされる麻薬を探し、アジトを見つけ出す話です。2は麻薬王シャルニエを捕まえるために単身フランスのマルセイユに行き、フランス語が分からず、現地の警察にも厄介者扱いされ、逆にマフィアに拉致されて麻薬を打たれて中毒を起こす。中毒からの離脱とシャニエルへの恨みで、ますますドイルは荒々しい男となって執念の追跡がおこなわれる。どちらの作品もとてもドキュメンタリー的なリアリティーがあります。近年の作品はカメラワークや編集などとても計算しつくされて制作されていますが、いかんせんリアリティーがないです。この2作品は計算しつくされた巧みさはありませんが、とてもすばらしい作品であることは間違いないです。特にポパイ役のジーン・ハックマンの無骨な刑事を追求した迫真の演技は当然ながらアカデミー賞主演男優賞モノでしょう。1にもまして2は体当りの演技を見せ付けてくれます。1・2続けて鑑賞されることをお勧めします。