エプソン、3LCDプロジェクタ用の高画質化技術「C2FINE」発表。
従来のDからさらに高開口化/高精細化/高画質化を進めるパネルを「クリスタルクリアファイン」と命名。「高コントラスト」無機配向膜と垂直配向技術の採用により、従来のTNモード液晶に比べて、コントラストを大幅に向上。同社がデモに利用した試作機でも既にコントラスト比10,000:1を実現しており、従来比で約4~5倍の高コントラストを実現できるという。「ピュアブラック」クリスタルクリアファインの垂直配向VAモードでは、電圧OFF時に黒、電圧を加えることで白を表示する「ノーマリーブラック」となったことで、黒の沈み込みを大幅に改善。「漆黒の黒が再現できる」という。「シルキーイメージ」クリスタルクリアファインではムラを低減して、よりスムーズな画質を実現できるという。なお今回の試作機に搭載したHTPSは、D5世代のパネルにクリスタルクリアファインを適応したもの。0.9インチ/1080pパネルで、開口率は52%、ドットピッチは12μm。同社ではパネルテクノロジの進化とともに、D3/D4/D5など、DシリーズとしてHTPSのブランド展開を図ってきたが、クリスタルクリアファインはDシリーズとは別のブランド展開を予定しているという。impress watchよりSXRDやD-ILAと画質・価格を比べるとどうなるのか楽しみです。コントラスト10,000:1ですからね。