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カテゴリ:その他の生物
現在飼育中のミカドウニ(Goniocidaris mikado)。
熊野灘産の深海性キダリス類である。 飼育開始からもうすぐ7か月になる。 写真の右上にもミカドウニがいるが こちらは飼育開始から1年4か月。 個人的には飼育しやすい深海性ウニだと感じている。 さて今回の話は写真中央の 飼育期間7か月弱のミカドウニのこと。 飼育開始時には棘のいくつかが欠損していた。 それがこちら。 最初はまったく動かなかったのでかなり心配したが、 徐々に動くようになり、現在に至っている。 現在の写真と飼育当初の写真を見比べてみると、 長い棘と皿状の棘はいずれも増えており、 皿状の棘のいくつかはまだ小さく、成長過程だと思われた。 というか、皿状の棘がこれ以上大きくなるスペースが ほとんどないような気がする。 小さな皿状の棘は大きな皿状の棘が抜けたあとの予備なのだろうか。 さらに面白ことに小さな皿状の棘は その辺縁の一部あるいは全体が鋸歯状である。 大きなものでも鋸歯状の部位があるが小さなものほど目立たない。 大きくなると鋸歯状の部位がほとんどなくなると考えていいのだろうか。 皿状の棘のこれら2点の疑問を今後どうなるか観察していきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年08月09日 23時31分57秒
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