コスモス女性クリニックという婦人科専門クリニックを開業する野末悦子先生の講演会に出席しました。
ＨＲＴ（ホルモン補充療法）について、お伺いしたかったのです。先生ご自身、４５歳で乳がんを患った経験をお持ちで、５０代の閉経後骨粗しょう症で骨折してからも、６０歳を過ぎるまではＨＲＴを受けるのをためらっておられたそう。
アメリカの研究結果ではＨＲＴによって、乳がんの発生率が高まったという報告がでているのだそうです。
日本の医師たちが、よ～く分析したところ、「データをとった集団に問題がある。」「ＨＲＴをしないグループの乳がん発生率が１０００人に一人とすると、ＨＲＴを受けたグループでは１０００人に１．２人程度。他の症状の軽減の状況からみて、望ましい治療法である。」という結論を出したそうです。非常に長期にわたる使用は好ましくないし、その間、もちろん、がん検診は絶対必要とのことでした。今では、費用がかかるもののがんＰＥＴ検診という、全身を一度にスクリーニングできる最先端の検査もあり、各種女性ガンがまとめて検査できるのだそうです。
まだ、症状が出始めている程度の人なら、アグリコン型のイソフラボンをサプリとして摂ると症状の改善に有効だそうです。
私の身内にも乳がん患者が多いので、とても参考になりました。 |
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