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お茶の歳時記

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Jan 7, 2006
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カテゴリ:子育ての事
年が明けて冬休みも終わり(うちの幼稚園は5日から)、そして今日はまた幼稚園がお休み。
夫は出勤日です。こどもたちとのんびりします。

で、ふと今年の抱負とかいろいろ考えたのですが、やっぱり子ども3人いると、子育ての指針とかどうしてもそっち系に考えが行ってしまいますね。

今年に限らず私が子どもたちに与えたいのは「安心」です。

「安全」も大切ですが、今自分はここにいてもいいんだという「安心」。
この「安心」は自分が感じる「愛情に対する自信」に支えられているんだと思うんですよ。
その「愛情に対する自信」はどうやってはぐくまれるのかと言ったら、やっぱり「そのまんまの自分でいていいんだ」って思える事なんじゃないかな。

過去何度も書いているけど、私は全く褒められず、両親からけなされるばかりの子ども時代を思いました。
今思えば、それは成績が悪く人の話をきちんと聞くことができず、自分の好きなことしかしないで母親がせっかく習わせたピアノの練習をまったくしない。

親からすれば「人間的に問題あり」な子どもへの、せめてもの「しつけ」だったのだろうと解るのですが、解るのですが未だに許せません。

少なくとも、自分なりの意見や考えを披露すると、母親には頭から否定されることが多く

「そんな事より勉強しろ」

と笑顔で言われて

「ああ、私は私の考えをもってはいけないんだ。
 なぜなら、私の考えは母親に喜ばれないから。
 母親に喜ばれないという事は、世間にも受け入れられないことだから。
 私は、異常なのだ。」

という刷り込みがなされる。
母親って誰しもそうだと思うけど、愛情から自分の好みどおりにしつけようとする。
けれど実態は「しつけ」じゃなくて「押し付け」。

私のように、親に愛されるには自分の心を殺すしかないと悟るような子どもを増やしたくありません。
自分の心を殺すと「自分自身」というものがなくなりますから、自信を持って行動することができないし、「私は本当にこういう行動をとってもいいのかな?」と何をしても不安だし、人の話を聞いても「本当にあの話の解釈はこれでいいのかな?」と気もそぞろで結果的に間違った解釈をしてしまうし。

最終的には自分をすごく粗末に扱う子になっていたけど、自分を大切に出来ない人は、他人も大切にできません。
だって、どういうものが「大切にする」事なのか、教わってこなかったから。

私は幼児期から中学校までいじめられていたけど、そりゃこんなヤツ側にいたらイヤだよと思えるような子どもでしたよ。
いじめはいけない事ですが、今なら私をいじめた人たちの気持ちが解る。
イヤだなと思うヤツが側にいて、その感情を大人しく封じ込めることができないから「子ども」って言うのよね。

せめて自分の子供たちだけでも「そのまんまでいていいんだ」と思ってもらわなくては、と今私が焦るように考えるのは、そのせいです。

以前、どなたかのブログで見た

「子どもを叱るなら、まずその子の長所を5つ以上あげる事ができなければ、叱る資格は無い。」

という言葉に共感します。
愛情からとはいえ、行動言動、果ては容姿にまで「ダメ出し」をされては(されてました、これも愛情からですが)、その子は生きる気力を失い、私のような幼少期を過ごす羽目になるでしょう。

まず子どもを褒める。
行動・言動が自分の気に入るものでなくても、どういう経緯を辿ってきたのかそこを聞き出し、感じ入るものがあれば遠慮なく褒める。
勿論、「正しくないこと」をしたら、それはダメよと理由付きで正さなくてはいけないけれど、いっぱい褒められている子なら素直に受け付けられるはず。
最も、この「正しくないこと」が人によって違うし、大人って子どもに

「優しくて素直で可愛くて大人しくてイイコ」

を要求するものだから、その正しさが子どもに負担になるかならないかを十分見極める必要があると思う。

大人だって「完璧」を要求されたら辛いのだから、その辛さが解る人は、子どもに「完璧」を求めるべきではないでしょう。

しつけとは、大人の(母親の)好みどおりに子どもをコントロールすることではなく、子どもが、大人になるまでの間に自分をコントロールできるように導く事です。
その為には「満足感」というものを感じられる瞬間がどこかでなくてはいけません。
大人は「子どもを満足させると我がままになる」と思いがちですが、私は逆に「我慢を強いられたせいで大人になったら我侭な部分が肥大してきた」人を何人も見てきています(自分含む)。

大人だって、我慢を強いられたらストレス溜まって爆発してしまいます。
大人は、大人の事情は解るのに、子供の事情をどうして理解することができないのでしょうか?

親は、子どもを育てているというより、人間を育てているという意識をもっと強く持たなくては。

相手は、感情も理性もプライドも欲もタップリと持ち合わせている、一人の人間なのです。
そこに、大人・子どもの違いは一つもありません。

あるとすれば、大人こそが理性によって感情とプライドと欲をコントロールすることを義務付けられている、という点でしょう。
子どもには本来要求してはならない事です。

今年こそは、この辺のバランスを上手く保って、子どもたちに「安心」を与えてやりたいものです。
(良かったー、やっと最初に繋がった)





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Last updated  Jan 7, 2006 09:26:06 AM
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