2012/11/24(土)20:45
Walkeraのピッチ調整法
最近、6軸ジャイロのNewV120D02SやMasterCPを購入される方が増えているようですが、ピッチ調整で戸惑う方も多いようです。
正解かどうかは分からないのですが、とりあえずほんちがやっている調整法を覚え書きも兼ねて書いていきます。
○サーボホーン
サーボホーンはだいたい水平にします。 多少傾いていても気にしません(笑)
トリム・サブトリムは基本的にバインド時に無効にされますので設定しません。
○スワッシュ・リンク調整
リンク長さは一番手っ取り早いのは、箱出し時にリンクの長さを測って記録しておくこと。スワッシュの水平は目視でリンク調整して合わせます。レベラーを使ってはいけない訳じゃ無いですがそこまで厳密にしなくても大丈夫。
一旦バインドしてフルピッチでフルエレベータ入れてスワッシュ回り止め上下に干渉しないか確認。 干渉するようなら調整。
○ピッチ調整
Walkera3軸・6軸ジャイロには、ピッチを調整する機能がありませんので、最大ピッチはピッチカーブで調整になります。(マニュアルに記載してある最大ピッチ)
0点の調整はこんな感じでやっています。
プロポのピッチカーブ(ほんちはHOLDのピッチカーブでやっています)を
L:-30 2:0 M:0 3:0 4:0 H:30という感じで真ん中に0でフラットなピッチカーブを付くってこんな感じでブレードを折りたたんで両方がそろうようにピッチリンケージを調整します。
ローターを180°回して、ブレードをテール側に折りたたんで先ほどと同じ角度にブレードがなっているかどうか確認。
フルピッチとフルマイナスピッチで、同じくらいブレードがずれるかを確認。
最近のWalkeraジャイロは、モーターが回っていないとジャイロ効かないようになっている物が多いですが、少し古い物はジャイロが動作してしまうので、WK-ADJのディップスイッチをADJにしてジャイロ無効にして下さい。 ちなみに戻し忘れるとジャイロ効かないので戻し忘れないように(未だに時々戻し忘れます(笑))
あとは、ローター回してトラッキング確認。 基本的にはトラッキング合っているはずですが、ずれているようならスピンドルシャフトの曲がりも確認しておいた方が良いと思います。
ブレード外して、スピンドルシャフトにドライバ(または六角レンチ)入れてスピンドルシャフト自体を回してみて、ブレードホルダがウネウネするようならスピンドルシャフトが曲がっています。
○ラダー
ラダーは、動かしてみて可動範囲内に入るようにロッドまたはサーボ位置を調整。
機体調整はこんな感じで終わりです。 基本目視での調整のみです。
○ジャイロ設定
機種によって調整が異なるのですが、基本は箱出し時の設定なので、写真を撮っておくと良いかも。
EXTは最大舵角の調整です。 一般的な3軸ジャイロのエンドポイントみたいな感じなのですが、Walkeraの場合、ジャイロ効果が付随して変化するようです。
とばすスタイルによってEXTを調整します。 フリップ等をするなら多めに、上空飛行中心なら少し控えめにとかいった感じ
○プロポの設定
プロポ側でD/R50%とかにすると、EXT設定の半分の位置が最大舵角になりジャイロ効果が効いたままとなるので舵がききにくい(曲がらない)機体になってしまいます。
プロポのD/Rは100%にし、敏感すぎる場合はEXPOを増やして調整します。
NormalでホバだけするのであればD/Rで舵角を絞っても良いかもしれません。
と、こんな感じです。
450機のジャイロは見たこと無いので分かりませんが、MasterCPやV200D03もGeniusCPやMiniCP・V120D02Sも基本は上記設定と同じです。
TravelAjustで舵角設定したりすると全然浮かない機体(V200D03でやりました(笑))になってしまったりとか、通常リンクのままピッチを100%入れたりすると完全にピッチ負けしてしまいますのでご注意を。