2006/11/10(金)01:43
辞意表明
話術と強硬な態度だけでは誤魔化しが効かなくなってきた。
もうすでに誤魔化しが効かない。
大体、実績も何も仕事してないのだから、成果なんてあるはずもない。
僕は仕方ないから仕事をすることにした。
ある程度の結果は出さないと、会社員としてさすがにマズイ。
しかし長期間の仕事放棄から、僕の体質は全く変化してしまった。
もう仕事を受け付けない体になっていた。
それは思っていたよりも深刻で、僕の体は文字通り仕事を受け付けなかった。
仕事を始めても、10分も続かない。
と言うよりもスケジュールすら立てられない。
仕事をするのが自分の、何か大事なものを捧げているような気がして、とても勿体無く思えてくる。
ある日は仕事のことを考えただけで吐き気がした。
ある日は理由もなく悲しくて、失恋した女子高生のようにおいおい泣いた。
今思うと病気だったのかもしれません。
そのときは全く気づきませんでしたが・・・
うつ病の始まりって、ああいう状態なのかもしれない。
そんなこんなで辛い毎日を送っていましたが、年末の成績考課の時、これでは半期の業務報告が全く出来ないと思い、また成果が出ていない自分を曝け出すのがたまらなく耐えられなくなり、、、
課長に辞意を伝えました。
特に慰留されたわけでもありませんでした。
まあ辞めるんじゃないかと思っていたよって言われました。
取締役連中は僕が辞めるのを惜しんでくれました。
社長などはわざわざメールをくれて「君の退職はわが社の損失」とまで言ってくれました。
さらに後輩たちも、僕が辞めることについてとてもショックだと言ってくれました。
僕が去ることについて悲しんでくれる人、惜しんでくれる人がいただけ僕にとっては幸せでしたね。
そんなわけで、僕は会社を去りました。
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と、まあ暗い話を続けましたが、この話は僕が会社を辞めることになった
裏の理由です。
ただただ、嫌になって辞めたわけではなく、きちんと表の理由もありました。
簡単に言うと、金持ちになりたいとか、独立して自分の手でやっていきたいとか、ありきたりな理由です。
僕は辞める前、そして辞めてしばらくは、僕の心の中には表の理由しか存在しませんでした。
だから会社を辞めるときは、本当に晴れ晴れとした気分で辞めていきました。
僕は前向きに、もっと金持ちになるために、自分の足だけで歩んで行くために、会社を辞めました。
そのつもりでした。
でもね、僕の心の中には、今回書いたような裏の理由がちゃんとあったんです。
それを今まで僕は、自分の中でひた隠しにしていた。
それに最近、気がついたんです。
自分の心に嘘をついていたんですね。
その清算のために今回、このようなことを書きました。
きちんと清算されたかどうかはこれからの僕次第なのでしょうが、少しは心の中のゴミを掃除できたような、そんな気がします。