2005/01/27(木)01:43
経済学の本質 もっちー@水曜
こんにちは、もっちーです。
僕は大学で経済学を勉強していますが、
最近になってこの学問が何を言いたいのか、
ようやく分かってきたような気がします。
一言に経済学と言ってもマクロ経済学、ミクロ経済学、
公共経済学、環境経済学などなど、種別はたくさん。
どれも「経済」と名はつくものの、取り扱うテーマや
その主張するところは本当に多岐に渡っています。
ただ、実際に勉強してみるとそれらが「目的」としている
ことは実はただ1つだけということが分かります。
それは「バランスを調整する【仕組み】をつくる」こと。
マクロ経済学は国民の需要と供給のバランスを。
ミクロ経済学は企業の需要と供給のバランスを。
公共経済学は公共部門(政府)と民間部門のバランスを。
環境経済学は経済活動と地球環境のバランスを。
そのバランスを取るための「仕組み」として登場したのが
皆が学校の教科書で習ったような「需給曲線」であるとか、
「パレートの法則」だったりするわけです。
学校で勉強してるときは「なんでこんなグラフや法則があるの?」
なんて全く考えたことなかったですよね。笑
でもこうやって一度、学問の裏にある「目的」が掴めると、
全体像が見えてきて、勉強自体が非常に楽しくなります。
特にアカデミックな理論を勉強をするときは、
細部に入りすぎてしまって全体を見失いがち。
そうなると「理解のための理解」や「勉強のための勉強」に
なってしまい学問の妙味から大幅に逸脱してしまいます。
そんなときはこの経済学の例のように「そもそも何故この
学問が存在しているのか?」を考えてみるといいかもしれません。
会社でも同じでしょうね。
売り上げの数字や営業の成績ばかりに捉われて
精神的にきつくなってしまったときは
「そもそもなんで売っているのか?」
「会社って?」「働くって?」などなど、
その裏にある「目的」を追ってみるのもいいかもしれません。
なんで学校にテストがあるのかは自明ですが…
もっと気が楽にならないもんかなぁ。笑