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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
朝から生憎の雨・・・
今日、りんごは機嫌よく早起きした。 毎朝、3時半に叩き起こして勉強をさせている。 今朝も、いつものように起こした。 ありゃ?機嫌良く、すっきりと起きた。 そして、粛々と着替えて勉強の準備を始めた。 他の二人も起こす。 こちらは、ほとんど格闘技。 りんごは、真面目に数2の問題集を解く。 月曜日提出だから当たり前だが、 なんだかいつもと様子が違う。 何か、変だ。 6時のアラームがなった。 基礎英語1の時間だが、今日は日曜だから ラジオはつけない。 それなのに、りんごはさっさと勉強を切り上げる。 この素早い動作、何か変だ。 勉強道具を片付けていると、りんごの携帯が鳴った。 珍しく、メールではなく、電話だ。 「ハイ!・・・はい・・・、・・・。あ・・そうですか・・・。わかりました。」 電話を切ったりんごの顔が妙に暗い。 そわそわしながら、私の方にやってくる。 「今日は天気が悪いから、中止になったって・・・。」 ????? ・・・ ! もしかして、これは、で・で・で・ッ・ でーとの約束??? 私に言うのを忘れていたのか、隠していたのか、 それがキャンセルになったから、あまりのショックに つい、私に言ってしまったのか・・・ あぁ、かわいそうに。 どうやって慰めてあげよう・・・ たかが雨くらいでキャンセルになるのなら、 これは、脈がないぞ・・・。 こういうときは母親は、優しく、威厳をもって・・・ りんごが家の電話を使って誰かに電話を始めた。 「神宮球場が降雨率90%だから、六大学の野球応援見学は キャンセルにするって、OBさんが言ってきた。 緊急だから、1年の団員に急いで連絡を回してくれ。」 あ、そうですか。 六大学の野球の、応援の見学・勉強の日だったのですか。 (そういえば、数日前にそんなことを言っていた) それで、朝から気合いが入っていたわけだ。 団長は、先生・OBさんとの連絡を受ける。 いわゆる、窓口であり、パイプ役である。 連絡事項を副団長に伝え、副団長が団員に伝える。 団長は原則、1年など、下級生に直接メールや電話を することができない。 今回も、そのルールに従って、一緒に行って 解説してくれるOBさんから、天候・開催についての 連絡が入ったのだ。 集合の時間が迫っていたので、電話で副団長に連絡する 判断をしたようだ。 その後、顧問の先生や、一緒に見学予定だったほかの OBさんにも連絡をまわし、がっかりした顔で椅子に座ったりんご。 楽しみだったんだね。 慶応の応援を見学できるのが。 去年も慶応を見学に行ったけど、あのときは、何もわからず、 ただ、すごい・すごい、で終わったけれど、今年 自分で応援団を背負い、また、文化祭での応援の演舞を 披露したあとでは、自分に何が足りないか、何を練習すべきか 知りたかったんだろうね。 高校入学してしばらくしたころ、毎日のように 鏡に向かって20分くらい立っているから、 いよいよ色気づいたか、とわくわくして覗いたら、 応援の第一基本の左右の腕の高さや広げ方を 確認していた。 りんご。現在、高校2年生。 高校でのあだ名は「イケメン」 残念ながら、女の子である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月17日 11時36分40秒
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