2009/03/16(月)00:55
●図書館通い再開。/万城目学「鴨川ホルモー」
一度足が遠のくとしばら~く行かないけど、
ふと行ってみると続けて行くようになるもの。
映画、レンタルビデオ屋、そして図書館。
映画は予告を見ると、また次に行きたい作品を見つけてしまうし、
ビデオ屋や図書館は返却するときについついまた次を借りてしまうから。
長いこと途切れていた図書館通いを復活(オオゲサ)することになったきっかけが、
万城目学さんの「鴨川ホルモー」でした。
前に読んだ「鹿男あをによし」がすごく面白かったので
「いつか読もう」とは思ってたんですが・・・
そのちょっとヘンなタイトルからか(笑)
「ふ~ん・・・またこんど」
と後回しにしてそのまんまになってました。
が、最近本屋さんで文庫版を発見。
しかも映画化されるんだと知ってがぜん読みたい気持ちがムクムクと!
一度は本を手に取ってレジに行こうとするも、
「あ、図書館」
と思って思い直し・・・
そして現在に至る、というわけです。
最近ちょっと節約のこころが芽生えてきたんですよ。えらいでしょ?
ま、お金がないだけともいいますが。
そして読み始めたホルモー。
も~、すぐ読み終わりましたよ。
おもしろい。
そして読みやすい。
「や~、こりゃいいな」
と、思わずひとりごとしそうなくらい
すごく好みな一冊でした。
読後感としては、金城一紀のゾンビーズシリーズを読んだ時と似てたかも。
話が似てるとかそういうのじゃないんですけどね。
登場人物のイメージとかストーリーがすっと頭に入って来て
どんどんどんどん読み進められるかんじ。
明るく楽しい雰囲気、かつ青春なニオイがするとこも共通かな。
まったく妙ちくりんな競技(ホルモー)、
妙ちくりんなサークルではあるけども、
そこでがんばったり、仲間ができたり、一目ぼれののち失恋したり。
そんな姿はフツーに青春してる大学生なんですよ。
非現実的なんだけどそこが全面に出すぎてないかんじで
そういうとこもいいなぁ、と。
八百万の神さまがいると言われる日本ですから。
こういう不思議な話、ワクワクしていいと思うんですよね~
ハマってます。万城目さん。
そして本屋さんで新刊を発見。
ひさしぶりに文庫を待たずして買ってしまうかも・・・。
(節約はどうした!)
「鴨川ホルモー」を読んだ後すぐに「ホルモー六景」も読みました。
いいな~、こういうサイドストーリー的なの大好きです。
ドラマがどんどん広がるな~ってウキウキしました。
で、新刊ですが、図書館にはまだ入ってないもよう。
「リクエスト」という手もあるんですが・・・
なんかそのへん小心者で・・・