2006/08/08(火)19:45
「壬生義士伝」浅田次郎
おおおぉぉぉうッ!!何かスゴイ物を読んでしまったぁぁぁぁぁ(◎0◎)!!私、時代劇初挑戦だったんすよ~~。まず、時代のこと、知らないし(ニガワライ)、その時代特有の価値観とか、しきたりとか、まったく知らんので絶対理解できないと思って生きてきた。これを読み始めたのも、たまたまBOOKOFFで100円だったから・・・。それから、アマゾンでのレビューがものすごく良かったから。確か、映画とドラマにもなってたっけ。読み始めた時は、やったら文章が難しくて、「漢字が分からん・・・」と挫折寸前になったけど、それを我慢して読み進めていると、ムズい文章はやがて終わり、とっても読みやすい文体に。このお話は、時代劇というより、「人間の生き様」を描いたものです。人として何が一番大事か、義とは何か、友情とは何か。人は、どうあるべきか。本読んで感動することはあっても、泣くほどではない。でもこれを読んだとき、ボロ泣きしてしまいました。時代背景を知らなくても、歴史を知らなくても、ぜんっぜん関係ありません。それに、出てくるキャラがとっても魅力的で、さらに浅田先生独自の観点から新撰組が描かれていて、ユーモアもあり、すごく面白かったです!!老若男女、上司も部下も、金持ちも貧乏人も、全員読むべし。なーんて、押し付けるわけではないですが(^^;;、これは私の新たな人生のバイブルになりました激おすすめ。