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テーマ:人間関係(927)
カテゴリ:カテゴリ未分類
私は、人を傷つけずに生きていけないのだろうか。 半年にいっぺんくらい、こんな気持ちになることがある。私ってヤツは、性格がやたらとキツイ。そういうつもりで言ったわけじゃなくても、言い方がずいぶんキツイらしく、相手を傷つけてしまったりすることが多いのだ。 先週、気が弱くていつもニコニコしている(でもダメ男な)上司に、数ヶ月イライラが溜まっていたのだが、ついにキレてしまう。 「そんな説明で、できるわけないでしょう!?」 上司としては一生懸命やっているつもりなのだが、彼がこれまた説明が下手で、質問したことに直接答えずウロウロと回りくどい言い方をして、結局何が言いたかったのかわからないことばかりで、その道で経験のない私には全く仕事が理解できない状況が続いていたのだ。 だけど、もうちょっとやわらかい言い方ができなかったもんかと後で後悔の嵐に襲われる。心優しい彼は、傷ついた目で私を見たのだ。 傷ついた目。 これは、かなり痛い。そのときはカーッとなってるんで、そんなこと気にも留めないのだけど、その目はずーっと心に焼き付いて、いつまでたっても離れてくれないのである。 ああ、傷つけてしまったんだなぁ。ショックだったんだろうなぁ。彼は彼なりに一生懸命やってるし、悪気があってこんなことになってるんじゃないのに、傷つけることないじゃんか。 人を傷つけるということは、ある意味、自分が傷つくということよりも恐ろしいものだ。 自分が傷ついたなら、全部相手のせいにしてグチ言ってさっぱり忘れられたりする。でも誰かを傷つけた記憶は、何年経っても鮮やかに蘇ってきて、私を責めるのである。 前の職場の上司や、友達の誰かや、母親や妹が、私のせいで傷ついた時に見せた悲しい表情は、ただ思い出しただけで土下座をして許して下さいと言いたくなるものもある。中には10年も15年も前のものもある。 彼らの心から、私のヒドイ言葉は消えているだろうか。 こんなことがあるたびに、人にやさしくならなければと思うのだけど、学習できず同じ過ちを繰り返してしまうアホな私だ。 いまさら蒸し返すのはおかしいから口に出せないけれど、みんな、あのときは本当にごめんなさい。
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