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テーマ:今日の健康状態は?(10617)
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カレシの元カノの元カレを、知っていますか。
電車の中で、公共広告機構の吊広告に書いてあったのを見て、何だか気になり始めてしまった。HIVってのは恐ろしい病気で、自分には全く関係のない世界の話だと思い込んでいたけど、よくよく考えてみるとそうでもないようだ。会社で早速その話をしてみる。 同僚A「アレ、怖いよねー。潜伏期間が10年以上あるんでしょー?」 同僚B「てことは、10年前に感染したのが、これから発病するかも知れないってことだよね」 同僚C「怖いよー。だって、今まで付き合った人が感染してるかどうかなんて、分からないもんねぇ。アタシ、今まで38人と付き合ったんだけどー、その元カノの数数えたら、何百人にもなっちゃうもんねー」 38人の同僚Cは絶対に検査したほうがいい、と思った。 潜伏期間が10年以上ということは、当時付き合った相手が感染していたとしても、気づいていなかっただろう。何だか本気で心配になってきた。私は付き合った中にガイジンさんもいるんで、余計に怖い。他のヤツらももしかしたらヘンな国で女を買ったりしたことがあったかも知れない。 ということで、保健所にHIV検査に行ってきた。 HIV検査は保健所で無料でやってくれる。無記名式なので素性がバレることはない。しかし待合室はみんな同じなので、お互いの顔はバレる。来ているのは60近いオッサンから、どう見ても子供の少女までいろいろだ。この少女がHIVに感染する可能性のある行為をしたのだろうか。そんなことがあっていいのか。いや、もしかしたら注射針とか、臓器移植で心配になったのかも知れない。そうに違いない。 検査は血液を少量採取するだけで、その40分後に結果は出た。個室に一人ひとり呼ばれ、結果の書かれた紙を見せられる。 保健所のおばさんは、「これが結果の用紙です」と言いながら、3つ折になった紙の上半分だけを広げて見せた。 「この下に、あなたの結果が書いてあります。ここに陰性とあれば、感染はしていません。もし判定保留と書かれてあれば、もう一度来ていただき、必要があれば専門の医師を紹介することになります」 おばさんはゆっくりと喋った。ええからはよ見せてくれ・・・と若干イラつく。 結果は陰性だった。
かつての知人で同性愛者の男性がいた。彼がHIVに感染していることが分かったとき、彼の友達はみんな口ごもってうつむいてしまった。あれから彼はどうなっただろう。ケニア人の友人は、自分の国で5人に一人がHIVに感染している現実を語っていた。治療薬がない、ということは、恐ろしいことだ。タダの風邪でも、治療薬がなかったために、何人もの人が命を落としてきたに違いないのだ。 陰性とわかって、ものすごくホッとした。もし少しでも心配なら、みんなに是非検査を受けてもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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