清水の舞台
本日は銀座にお出かけ。目的は靴である。前にも書いたが私は靴フェチで、もう靴が好きで好きでたまらんのである。だがしかし、靴好きが高じてデザイン性ばかりで選んでしまい、そのような靴を無理やり履き続けていたため、外反母趾になるわ、靴擦れしまくるわ、足は痛いわで、毎日通勤が苦痛になっていた。そもそも私は田舎出身で、移動はほとんど車だったため、ヒールで歩き回るようなことはなかったのだ。なので、少々先が細かろうと、かかとが高かろうと、痛くて歩けなくなるまで歩く機会はなかった。足が痛いと、せっかく街に遊びに来ても、気持ちは速攻興ざめである。なので、今日は足に良いという噂の「ビルケンシュトック」に行く。・・・予定だったのだが、道に迷う。事前に地図で調べておいたはずなのに、実際行くと全くどこだか分からん。ビルケンを探して右往左往し、延々歩き続け、足の痛みはマックスに。銀座に詳しい知り合いに電話するが、応答なし。ああ、神様助けてください。もう歩けません・・・。もうアカン。足痛すぎてビルケンまでたどり着く自信全くない。交通費ムダやった。何でこんなに足が痛いんだよぅ。この痛みすらなければ、人生は3倍くらい幸せに違いない。ああ、この靴を脱いではだしで歩きてー。でも銀座でそんなことをしたら変質者扱いだ。ああ、もう一歩も歩けない・・・。そう思ったとき、銀座マツヤの前で「Camui」の店舗を見つける。「はだしの次にきもちいい」というキャッチコピーを掲げたその靴は、中敷に水が入っていて、歩くたび衝撃吸収するため足が疲れないというのだ。即お買い上げ。22,000円也。砂漠で100万円払うから水をくれと嘆願する旅人の気持ちになったような気がした。ああ・・・ラクになるのは高いです、神様。