長与千種とダンプ松本
フジテレビの「ザ・ノンフィクション」という番組でこの二人を取り上げるというので見た。 長与千種の過去があんなにつらいものだったとは知らなかった。 正確がよさそうのなので、経済的には恵まれなかったが家族の愛情には恵まれていたのだろうと思っていた。 「プロレス少女伝説では触れられていなかったと思う。 10歳の時から親戚の間をたらい回しにされていたのだという。 プロレスラーとして成功し、功成り名遂げたと思うのだが、今でも親への複雑な気持ちは消えない。 お金が欲しい時だけではなく、一人の娘として必要とされたいのだ。 今では飲食店を経営し、経済的には安定しているように見えた。 一方、一度は引退していたダンプ松本は、今も現役プロレスラーとしてリングに立っている。彼女も家は貧しかったと言うが、親のために家を建てることもでき、親孝行はできたのだろう。 驚いたのは、堀田由美子がまだ現役だったこと。 昔とは顔立ちが違う。髪も染め、一歩引いたおとなしそうな感じだったのとは別人のようだ。顔を見ても誰だかわからなかった。 そして、最も印象に残ったのは、ダンプ松本の相棒だったクレーン・ユウ。本名で出た時にはこれまた誰だかわからなかった。考えてみれば、メイクをしていない顔を見たことがなかったので、顔を見てもわからないわけだ。 三人の子を持つシングルマザー。 生活は苦しく、生活保護を受けていることも明らかにしている。 誰だったか、あるプロレスラーが、プロレスラーは引退してもほかの仕事ができなくてまたプロレスに戻ってしまうと言っていた。 だから引退しても復帰するプロレスラーが多いのだということだった。 ダンプ松本が経済的な理由でプロレスラーを続けているのかどうかはわからない。 体力もあるし、顔も売れているのだから、もっと肉体的に楽な仕事もできるはずだ。好きでプロレスを続けているのだろう。 馬場さんが言っていたと思うのだが、プロレスラーには引退はないのではないか。 川田利明も、リングから遠ざかっているが、引退はしていない。 久しぶりにプロレスについていろいろ考えた。 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ