「伊豆の踊子」 【監督 西村克己。1963年】
この映画を見るのはたぶん三度目ぐらいだろう。 中学生の時だったと思うのだが、夜テレビで放送されたのを見ていたら、冒頭に登場した宇野重吉を見て、母が「川端康成はこんな感じの人だ」と言ったのは覚えているのだが、話の内容は全く覚えていなかった。 二度目はいつ見たのか覚えていない。 年をとってから見ると、昔はわからなかったことがいろいろわかる。 学生と旅芸人では全く住む世界が違うということが描かれている。 吉永小百合が滑稽な踊りで転んでみせるところは、裾の中が見えるというのがポイントなのだ。 母親が浪花千栄子だったのを今回初めて認識。 オロナイン軟膏のCMでしか見たことがないと思っていたのだが、なかなかの名優だったのだ。 「伊豆の踊子」はいくつも見たが、今まで見た中で一番印象に残っているのは、モーニング娘の「モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ」だ。 売られていく少女の保田圭が良かった。 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ