「新 荒野の七人 馬上の決闘」 【監督 ポール・ウェンドコス。1969年】
「荒野の七人」のシリーズ3作目。初めて見た。 主役がユル・ブリンナーからジョージ・ケネディにかわっている。 メキシコの圧政に苦しむ民衆。その指導者として当局にとらわれる男。 仲間や指導者を救い出すため、若者が奔走し、若者を含めて七人がメキシコ軍に闘いを挑むことになる。 七人には、黒人や片腕の男、結核病みと思われる男など、それぞれの個性を際立たせようという工夫が見られる。 味方になるのかならないのか分からない山賊一味の存在もあり、短い話ながら盛りだくさん。 最後の闘いは、機関銃や爆弾も使う大がかりなもの。 もはやガンの時代ではないということを暗示しているのかもしれない。 カネで雇われたことになっているが実際にはそうではない。 自分の存在意義を求めてさすらっているのだ。