「トップガン」 【監督 トニー・スコット。1986年】
なぜか今まで見たことがなかった。 録画して置いたのがあったので見てみたら、いろいろ気づくことがあった。 ストーリーの面では斬新なところはない。 だからこそ安心してみていることができるわけだ。 軍隊ものというのは洋の東西を問わずあるだろう。 日本でも、戦争の悲惨さを訴えるものばかりではなく、勝新太郎の「兵隊やくざ」のようなものもあれば、コミカルなものもある。 まだ戦争体験の記憶が残っている人が多い時代の方が、明るいものが多かったのは不思議だ。 さて、「トップガン」だが、もっとも関係があると思ったのは「スターウォーズ」だ。 もちろん、「スターウォーズ」の戦闘機は、現実の戦闘機をモデルにしているわけだが、操縦席のルーク・スカイウォーカーと後部座席のR2D2というのは、パイロットとレーダー係になっているわけだ。ただ、空中戦の描き方は「スターウォーズ」の影響下にあるのではないだろうか。 テーマ曲の「デンジャーゾーン」は全日本プロレスの渕正信の入場テーマに使われており、どうしてもそちらを連想してしまう。