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2005.01.22
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カテゴリ:その他の読書録
春香伝(訳者:許南麒|出版社:岩波文庫)
 朝鮮の口承文芸。底本はなく、異本が数多くあるらしい。
 誰が書いたのかもわからない。解説によれば18世紀頃らしい。
 妓生の娘・春香と、両班の御曹司の恋。といっても、出会ったその日に将来を誓い合って春香の母親も了承して夫婦同然(とはいっても、男の方はまだ一人前ではないので愛人扱い)になってしまうのには驚く。
 やがて男は父に従って都へ行き、残された春香は、赴任してきた悪徳役人に言い寄られるが、断ったために牢獄に。しかし、出世して役人となった男が帰ってきて……、と話の筋そのものは単純。修飾過多、故事の引用多用の語り口を楽しむものであるらしい。
 それだけに翻訳者の苦心は並大抵のものではなかったと思われる。
 地の文は擬古文、せりふは七五調と、こった日本語になっている。
 中国の詩句の引用も数多く、注を付けるだけでも大変な労力を要したものと思う。
 感心しながら読んだ。





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Last updated  2005.01.22 16:15:57
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