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カテゴリ:その他の映画
全編これ驚天動地のアイディアと桁外れのエネルギーに満ちた映画。
主演も監督も王羽。 目の見えない刺客の使う空飛ぶギロチンだけでも難敵なのに、何の遺恨もないのに敵として襲ってくる連中がいる。 その連中の強さを見せるために、武道大会の場面があるのだが、これが長い。 その大会は、伝統的な擂台の形式ではなく、地面をそのまま戦いの場にしていて、東西に分かれた出場者は幔幕の後ろにいて、日本の時代劇の試合の場面に近い。 東アジア各地から集まった強豪の中に日本人もいて、「躍馬次郎」というのだが、「躍馬」とはどう読むのだろう。しかも、「無刀流」というふれこみで、なぜかトンファーを使う。それが、日本式の板状のトンファーではなく、中国式の棒状の枴。おまけに刀が仕込んであって看板に偽りあり。 インド代表はヨガで、なぜか腕が伸びる。 まさに万国ビックリショーというかビックリ人間大集合というか、見ていて飽きない。 何が何だかわからないまま敵に回った連中を、あの手この手で倒し、最後の敵も文字通り腕一本、ではなく、密かに仕掛けた武器を使って倒すという、問答無用の英雄ぶり。 話に聞いたとおり、王羽には武術の素養は全くないのが見てわかる。しかし、そんなものは必要ない迫力に満ちた映画なのだ。 鳥山明の「ドラゴンボール」に登場する「天下一武道会」は擂台の形式で、香港映画にヒントを得たのだろうと思っていたが、未来で悟飯が片腕になっているのは、この映画が影響したものか。 王羽って、ジャッキー・チェンの「ファースト・ミッション」のプロデューサーとして最初に名前が出てくるのを見たり、怪作「ドラゴン特攻隊」に出演したのを見たことがあるだけで、全盛期のものを見たことがなかった。 いやあ、勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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