hongming漫筆

2006/05/10(水)23:16

黄色い涙

芸能・テレビ(488)

 懐かしいタイトルを見た。  「黄色い涙」が映画化されるのだという。「嵐が映画「黄色い涙」主演」「「嵐」昭和の夢追う上京青年演じる」「嵐の2年ぶり主演映画!」  原作は永島慎二の「漫画家残酷物語」。この人、途中まで「柔道一直線」の絵も描いていたんだよなあ。  記事にあるように、かつてNHKでドラマ化されたことがあり、私はそれが好きで見ていた。  主演は森本レオで、今では信じられないかもしれないが、挫折する青春を演じるのが得意な役者だった。同居する仲間の一人が岸部シローで、世話になる喫茶店のマスターが山谷初男だったのを覚えている。  主題歌は小椋佳で、佐藤春夫の「海辺の恋」に曲をつけたものだった。それで佐藤春夫が好きになり、詩集を買って、いくつか暗記したりしたものだ。  遠い昔の記憶が甦る。  1964年の東京が舞台と言うことだ。昭和30年代が終わろうとしている頃。  考証の点でいろいろ難しいことはあるだろう。  細かいことには目をつぶろう。青春は挫折するものなのだ、挫折から始まるのだ、ということを、若者に感じ取ってもらいたい。 楽天ブログランキング←クリックしてください

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