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カテゴリ:近代文学
前巻からあまり時間はたっていない。
「あとがき」にもこれは前巻の「その二といったところである」と書いてある。 漱石の力によって世に出た文人が多いことが印象に残る。けっこう世俗の人なのである。 また、演劇の話も多い。 気になった言葉。 「両会場は日本初の索道車(エスカレイタ)でつないであった。(p110) ふつう、「索道」はロープウェイのこと。エスカレーターなら自動階段だが。 「街が中影になりましたら」(p119) 手元の辞書には「中影」がない。日ざしが衰えたら、という意味だろうか。 手紙などで「候」のところは草書体を活字にしているが、211ページの漱石の手紙では、草書体と楷書の「候」が混在している。 「譎詐」(p219) 「けっさ」と読む。 「元旦の夜」(p224) 「元日の夜」の誤植か? 「為我的な」(p239) 「為我」も手元の辞書にはない。自己中心的ということか。 各章の出だしを列記する。ルビは省略。 第一章「漱石夏目金之助は」 第二章「安倍能成は」 第三章「山宮允は」 第四章「犀星室生照道は」 第五章「抱月島村滝太郎は」 第六章「蘆花徳冨健次郎は」 第七章「藤村島崎春樹が」 第八章「鴎外森林太郎は」 第九章「漱石夏目金之助は」 第十章「孤蝶馬場勝弥は」 第十一章「藤森成吉は」 第十二章「らいてう(雷鳥)平塚明子は」 楽天ブログランキング←クリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.07 10:02:55
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