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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:時代小説・歴史小説
講談社「大衆文学大系11 長谷川伸 土師清二 集」(1972.2.20)
無頼の旗本の水野と、幡随院長兵衛の話。 長兵衛の側からも描いていて、そちらの方がまっとうな人間である。 「砂絵呪縛」と同じで、虚無的で、社会の規範を逸脱した主人公。 特に大きな起伏があるわけではなく、淡々と話は進み、水野は身を滅ぼす。 水野十郎左衛門を主人公にした小説は、ほかにも何か読んだ記憶があるのだが、思い出せない。 いや、主人公ではなく、隆慶一郎の吉原ものに出てきたのだったろうか。 破滅的な人間というのは、読者を引きつけるものらしい。 気になった表記。 商人風に装えて 「よそおえて」ではあるまい。「ととのえて」あるいは「こしらえて」と読むだろうか。 楽天ブログランキング←クリックしてください 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ クチコミblogランキング TREview お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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直感ですが「あつらえて」はどうでしょうか・・?
(2008.07.19 23:12:00)
読子さん
>直感ですが「あつらえて」はどうでしょうか・・? 考えられますね。 「装える」で検索しても「よそおえる」と読むものばかり。 こんなにどんな風にも読めるのは困りますね。 (2008.07.20 12:46:50) |
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