再読なのだが、例によって何も覚えていない。
「異界」の住民にされてしまった歴史上の人物を取り上げて紹介する本、ということだと思って読んでいると「ねずみ男」「アキラとナウシカ」という項目もあったりして驚く。
「異界」のキャラクターを語ることは、実は、「異界」を作り上げてきた我々を語ることなのだ。
巻末の座談の中で、鎌田東二は、
子どもの頃からあちこちに鬼がみえ、家族は誰も相手にしてくれない
と語っている。
異界はこの世界と重なって存在しているのだ。
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