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カテゴリ:近代文学
新潮文庫 「文鳥」「夢十夜」「永日小品」「思い出す事など」「ケーベル先生」「変な音」「手紙」。
いずれもすでに読んだことがあるものなのだが、たいてい忘れている。 「手紙」など、実話なのか捜索なのかわからないくらいよくできた話だ。 驚いたのは、「思い出す事など」で病院食として「鯛味噌」(p235)が出たこと。 入院した時にわたしも食べた。病院でしか食べたことがない。 「あけびと云うもの」(p257)という書きぶりからすると、都会育ちの漱石はあけびを知らなかったらしい。 この本は、人名や、漱石独特の表記などには注がついている。 しかし、注釈がなくて意味がわからなかったものもあった。 ・「槃桓磅?《ばんかんほうはく》」(p158) 検索して見たが、わからない。漢籍由来だろうとは思うのだが。 ・「半切《はんきれ》」(p200) 手紙用の横長の和紙。 ・「瀬戸引《せとびき》」(p206) いわゆる「琺瑯引き」。 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.17 09:40:00
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