読みかけの本を持って行き、ホテルで旅のつれづれに読み終えた。
再々読か。
徐福以外は近代以降の人。
「亜細亜は一なり」は岡倉天心。
五浦のお墓に行ったこともあるし、六角堂も見た。
しかし、その六角堂は去年の津波で流されてしまった。
最も心に残るのは、「花岡紀行」である。
秋田県にあった花岡鉱山での事件。著者は、その鉱山にいた人たちの遺骨送還に携わっていたが、直接その現場に足を運んで感慨を新たにする。
初めて読んだ時には、「劉連仁」に驚いたものだった。
南方の温暖な土地ではなく、北海道で十三年間も逃亡生活を続けるというのは想像を絶する。
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