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カテゴリ:中国関係(漢字・中国文学)の本
中公新書。1992年1月。
再読。 二十年前に読んだものなので、これまたほとんど忘れている。 「フィクション」ではなく「フィクシオン」と表記するのは珍しい。 梁山泊の地理的な成立から、「水滸伝」の成立過程についての考察、好漢がどのように造形されてきたか、についての仮説、と多岐にわたる。 「一丈青」については、断定はしていないが、大胆な仮説を提示している。 もとは一つだった者が、扈三娘と段三娘に別れたのではないか、というのである。 九紋龍については覚えていた。九枚の鱗というのが説得力があると思う。 最後のところで、吉川幸次郎の「水滸伝」の訳について触れている。 けっしてけなしてはいない。 ![]() 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ
Last updated
2012.04.14 14:48:05
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