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シナリオライターを目指す主人公(麻生久美子)。何もしないけれど自分は天才だと思っている男(安田章大)。かつて役者を目指していたが、今は介護の仕事をしている男(岡田義徳)。
ああ、これは「黄色い涙」なのだなということはすぐに分かった。 登場人物が、20代ではなく30代というだけのこと。そして、いろいろな経験を経ているので単純に夢を求めていくだけではないということもわかる。 主人公が、「いいの? また好きになっちゃうよ」というところなどは、30代でなければ描けないだろう。 最後は予想通りになる。 安田章大は演技をしているのを初めて見た。悪くない。勢いがある。 ただ、こういうものを作るのはどういう気持ちなのだろう。 映画を作っている人たちは、夢が叶って映画業界で働けるようになった人たちだ。 あきらめて去って行った人たちを何人も見てきたことだろう。 そういう人たちについてどう思っているのだろう。夢が叶わなかった自分を想像するというのはどんな気持ちなのだろう。夢が叶わなかった人が見たらいい気持ちはしないよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.29 16:58:42
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