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カテゴリ:気になる言葉・文字
今日の産経新聞の「産経抄」にこんな文章がある。
そのとき知り合ったのが、モンゴル相撲の元横綱である白鵬の父親だった。父親から息子の城北高校入学を頼まれたものの、白鵬はすでに宮城野部屋に入門していた。こんないきさつから、監督と白鵬とは親しい間柄が続いている(『土俵の群像』岩崎友太郎著)。 問題は、 モンゴル相撲の元横綱である白鵬の父親 これだと、「モンゴル相撲の元横綱」が「白鵬」なのか「白鵬の父親」なのかわからない。 文章の終わりに「(『土俵の群像』岩崎友太郎著)」と引用元を明記しているが、文章そのものを引用したのか、内容を引用したのかわからない。 おそらく「白鵬の父親」なのだろうとは思うが、もっとすっきりした書き方ができるはず。 例えば、 そのとき知り合ったのが白鵬の父親だった。モンゴル相撲の元横綱だ。 と書くこともできるだろう。 そもそも「モンゴル相撲の横綱」というのは存在するのか。 「横綱」は日本の相撲にしか存在しない。全日本プロレスの三冠王者を「横綱」と呼ぶことはない。 わけのわからない不思議な文章だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.21 22:21:52
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