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テーマ:懐かしのフォークソング(672)
カテゴリ:フォークソング
森田童子さんが亡くなっていたそうだ。
ああ、久しぶりにその名を聞いた。「さよならぼくのともだち」が好きだったが、最も世に知られているのは「ぼくたちの失敗」だろう。 ドラマの主題歌にこの曲を選んだ人は、森田童子が好きだったのだろう。同好の士を得た思いだったが、選曲には違和感があった。 この歌に限らず、森田童子の歌には男と男の歌しかないと思うのだ。 「ぼくたちの失敗」で自分のことを「ぼく」と言っているのだから男なのだろう。ではあいての「君」はということ、女とは思えない。 「あのこはまだ元気かい」という歌詞がある。「君」にむかって「あのこ」と言っていることからすると、「君」は男で「あのこ」は女ということになる。「ぼく」も「君」も男なのだ。 しかも「あのこはまだ元気かい」だ。「今も元気かい」ではない。「まだ元気かい」と言われると、「今はもう元気じゃない方がいいのに」という気持ちが感じられる。 だからといって同性愛(今風に言うと「ボーイズ・ラブ」?)の歌というわけではない。屈折した友情の歌なのだと思う。 訃報に接してということなので、「ご冥福をお祈りします」と書くべきなのかもしれないが、そういう言葉を望む人だったろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.06.13 09:41:46
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