見たのは初めてかもしれない。
定職に就くでもなくぶらぶらしているように見えるが、大学生と高校生の兄弟だとは驚いた。
高校生がモーターボートを乗り回すのか。
この設定は当時としては斬新だっただろうな。
「世の中にはこんな世界に住んでいる人間がいるのか」と今でも思う。今の方がいないか。
知的じゃない高等遊民とでもいうべきか。
岡田眞澄が、店員に英語で注文を聞かれ「焼酎ある?」というところが気が利いている。
ラストは衝撃的。これも観客を驚かせ、話題になったことだろう。
当然だが、津川雅彦も裕次郎も若い。
ただ、こういう世界は感情移入できないし、好きになれないなあ。