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今年も全国学力テストが実施されたそうだ。
しかも、大阪市長が全国学カテストの結果を教員の給与に反映させる方針を示したそうだ。まあ、競争万歳主義が横行すればこういう首長も出てくるだろう。 子どもが苦手な分野を明らかにし、苦手克服のための方策を探るというのなら意味があるだろうが、ただ結果に一喜一憂するだけの競争に終わってしまっていて、肝心の子どもにとってどうかという話がない・。だから、むしろ得点の低い学校に特別の予算措置をして教員数を増やそうという発想が出てこない。 そんなに学カテストの点数というのは重要なのだろうか。 高校の同級生には、農家の長男がいて、「親に、大学に行きたくなると困るからあまり勉強するなといわれている」と言っていた。 地域差や各家庭の事情も何もなく、ただ結果として出てきた点数だけが一人歩きしている。学カテストによって、子どもが、今まで分からなかったことが分力かるようになったという事例があるのだろうか。 視点を変えてみよう。 全国運動能カテストや全国音感テストというものがあり、その結果で学校が格付けされるとしたらどう思うだろう。そんなもの、生まれっき得手不得手があるだろうとか、家庭環境や生育歴の影響が大きいだろう、と考える人が多いだろう。学力テストだって同じことだと思う。 実情把握のためではなく競争のための学カテストがぱかばかしいものでしかないことになぜ気付かないのか。 産経新聞は、3日の「主張」で、「全国学カテスト 競い合う効果が定着した」というタイトルで、 学力テストと同時に行われたアンケートで、理科の勉強について「好き」「大切だと思う」割合が、前回調査より減ったのは科学立国として気がかりだ。 と書いている。学力テストの実施の結果なのではないか。学力テストをありがたがるのを見ると、まさに「バカに付ける薬はない」と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.09 11:03:05
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