旭の渡り鳥シリーズを大学生の時に見て以来、日活アクションはずいぶん見た。
数多くの映画に「敵役」として出ているが、「悪役」という感じはしない。なんとなく知性を感じさせる人だった。
最高傑作は主演作の「
拳銃(コルト)は俺のパスポート」だと思う。
豊富なアイディアが詰め込まれたしゃれた映画で、緊迫感もある。
最後の方で、時計の針が動くのを何度も確認するのだが、それが大きな意味を持つ。
そして淡々と終わる。
ずいぶん前だが、テレビで一度、これをリメイクしたいと言っていた。
ずいぶん酒を飲む人だったらしい。それで短命ならそれもジョーらしいし、長命だったのもジョーらしい。
冥福を祈ります。