振り返るなという禁忌
今日も「今夜はナゾトレ」から。 京都を中心に関西では「十三詣り」という行事があると紹介されていた。 数え年で13歳になった時に宮参りをするのだそうだ。 十二支が一回りすることを祝うようだ。乳幼児の死亡率が高かったことから生まれたのだろうか。 そして、その帰りにしてはいけないことは何か、という問題が出て、答えは「後ろを振り向く」だった。 私はこの行事を全く知らなかった。 振り返ってはいけない、というのはギリシャ神話のオルペウスの話にもあった。検索したら、旧約聖書にもあるそうだ。 そういえば、最近見た「千と千尋の神隠し」でも、最後にトンネルを抜けるまで振り向くなと言われるが、振り向いたらどうなるかは説明がなかった。 そのことを考えていたら、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」を思い出した。 振り返ってはいけない小道が出てきた。そのことを知っている主人公たちがそれを利用するのだが、その道がどういうものなのかははっきりした説明はない。 振り返ることに限らず、「見てはいけない」という禁忌はいろいろある。 なにか、人間の本能に働きかけるものがあるのだろう。