「必殺仕事人」 【テレビ朝日】
東山紀之最後のテレビ出演。今までは新年に放送されることが多かったのだが、今回は年末になった。そのため、今年は二作が放送されることになった。東山の年内引退にあわせたのだろうか。 話はいつも通りで、冒頭で次々に悪人を始末するが、今回はお笑いタレントでそろえている。 体が動くティモンディ高岸ではなく、おいでやす小田が立ち回りまで見せる。 時事ネタは、「神田女子衆」という会いに行けるアイドルグループ。そのプロデューサーのような立場の女形が野間口徹だとはキャストを見るまで気づかなかった。 この連中が悪党なのだろうと察しはつくが、その悪事は最後に明らかになる。 息の根を止めるだけではやめず、相手を切り刻む仕事人(中尾明慶)が辻斬りのようにして悪党を殺しているように見えるのだが、犯人は別にいる。 一方、リュウ(知念侑李)は仕事人であることに迷いを感じ始めている。 松下奈緒が新たに仕事人に加わって終わり、今後も制作が続くようにも見えるが、東山の跡を継ぐ役者が登場するのだろうか。 必殺の今後が気がかりでならない。 東山が渡辺小五郎を演じることになったのはジャニー喜多川の力によるのかもしれないが、視聴者から渡辺小五郎を奪ったのはジャニー喜多川だ。