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hongming漫筆

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教育関連

2019.03.11
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カテゴリ:教育関連
小中学生にスマートフォンを持たせるかどうかで、文部科学省が色々言っているらしい。
 正直なところ、文部科学省が制限していたとは知らなかった。
 使い方指導やトラブル大作などいろいろ懸案事項があるらしい。
 ばかばかし話だと思う。
 小中学生のみならず、未成年者がスマホを持つ場合、スマホ使用にとってトラブルが生じらすべて保護者が責任を負い、学校には一切責任を求めないことにすればいい。
 最近はあまり聞かないが、「教師は世間知らずだ」という批判があった。
 保護者のほとんどは民間企業で働いていて世間を知っているはずなのだから、子供が問題を起こさないように指導できるはずだ。
 それとも、世間を知っている人は世間知らずの教師よりも教育力がないのかな。
 私は子供が高校生になる時に携帯電話を持たせた。
 特にトラブルはなかったし、トラブルがあったら時に学校の責任にしようとは思わなかった。
 子供のうち一人は携帯電話をなくしても全く困らなかった。
 大学に入る時に、こちらから勧めてスマホに変えさせたくらいだ。

 何かというと学校の責任を追及する人は、自分は決してその立場に立つことがないという安心感の上にあぐらをかいているからこそ批判できているのだろう。
 そういう立場の代表は新聞記者だ。無責任な立場から他社を批判して収入を得ている。
 世の中の人の多くが新聞記者のようになってしまっているように思えてならない。






Last updated  2019.03.11 16:00:56
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2012.09.29
テーマ:教育問題(3292)
カテゴリ:教育関連
 今までいろんな病気をしてきてなあと思い返しているうちに、ある医師との会話を思い出した。
 その医師は、「どうして運動会で手をつないで一斉にゴールするようなことをさせるのだろう」と言っていた。
 わたしはそんな話は聞いたことはあったが、映像としては見たことがなかったので、何と答えたのかは覚えていない。
 ただ、その医師のいる病院の待合室に産経新聞が置いてあったことは覚えている。
 その後、調べて、それはほとんど都市伝説で、実際にはそんなことが行われている学校はないらしいということがわかった。

 ちょっとまえに、ある番組に、AKBのメンバーがゲストとして出ていた。
 「総選挙」というものあった後だった。
 進行役が、
「運動会でも順位が出ないように手をつないでゴールしたりしているのに、AKBはちゃんと競争している」
と言ったので驚いた。
 いまだにそんな都市伝説を真に受けている人がいるのだ。

 考えてみればいい。
 順位をつけるのがよくないというのなら、そもそも徒競走はやらないだろう。
 運動会自体もなくすだろう。(体育が苦手だったわたしは、そうしてほしかった)
 わざわざ手をつないでゴールさせるなどと言うことを練習させるなどという無駄な手間をかけてどうするのだ。

 困ったものだ。

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Last updated  2012.10.01 14:43:25
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2012.02.05
カテゴリ:教育関連
 我が家で購読している読売新聞の、経の社説の一つは、「武道の必修化 「安全」に不安残る柔道の指導」というものだった。

 わたしも同じ危惧を抱いている。
 指導者がいないのに柔道を必修に使用という発想が理解できない。
 発案した人は、柔道の経験がないのではないか。

 高校生の時に、週に一度柔道の授業があり、教師に投げられた生徒が頭を打って入院したことがあった。幸い大事には至らなかったが、教師も気が気ではなかったろう。決して粗暴な教師ではなかった。むしろ温厚で、体を動かすことが苦手な生徒にも配慮してくれる先生だった。
 それでもこういうことは起こってしまうのだ。

 社説は、
地域の柔道教室の講師や、柔道経験の豊富な警察官OBなどを外部指導者として招くことが有効だろう。経験を生かし、体育教師と一緒に指導にあたれば、事故防止にもつながる。

と書いているが、上に書いたように、専門家がいても事故は起こるのだ。

 また「柔道経験の豊富な警察官OB」が柔道を教えることができるとは限らない、ということを理解していない。
 自分ができるから教えられるとは限らない。

 昔、スキーに行った時に宿の主人に聞いた話を思い出す。
 地元には、子供の頃からスキーが得意で、スキー選手になる人がいる。
 現役を引退してからスキーの指導者になることが多いのだが、子供の時から何も考えずに滑っていたので、なぜ滑れるのか、どのようにターンするのかということを説明できなくて困る、というのだ。

 歩くことでたとえてみよう。
 二本の足で歩くことができる人は、なぜ自分が歩けるのか、どのようにして歩いているのか人に説明することができるだろうか。
 おそらくできないだろう。

 柔道も同じことだ。

 私は柔道6段の先生に習ったことがある。とても同じ人間とは思えない。
 腕力ではなく、「バランスとタイミングだ」と繰り返し教えてくださったのだが、どうしてもできない。先生も、言葉で説明することはできないようだった。
 体得しているからといって教えられるとは限らないのだ。

 私は柔道の必修化には反対だ。

 もし必修化するのなら、十分に指導者を確保してからにして欲しい。
 そして、事故が起こったら、必修化に賛成したメディアにも責任をとって欲しい。

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Last updated  2012.02.05 18:50:49
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2010.03.15
カテゴリ:教育関連
 三つの事例を取り上げたドキュメンタリー。
 司会は宮根誠司という人で、江角マキコ、溝端淳平、志田未来が実際に現場に行ったりする。ほかには徳光和夫がスタジオにいた。
 
 “暴力と怒りの根源”は、いわゆる「キレやすい」少年。
 家庭内暴力の痕跡をその少年自身が撮影している。
 こういうことができている時点で問題はかなり解決しているのだろう。
 学校は、武蔵野東技能高等専修学校というところで、通常の高校ではない。

 “心の奥にしまい込んだ傷”は、テレビで何度か見たことのある、今村克彦という人で、この人は今は教師をやめているそうだ。
 親子関係に苦しむ少年と少女が登場する。
 特に、母親が病気であるために苦しんできた少年の姿は重い。
 司会が、石田未来に、「こんな先生が学校にいたらいいよね」と言ったことに、石田未来が否定的だったのは良かった。
 わたしもそうだ。
 こんなふうに人の心の中に土足でずかずか入り込んでくる教師がいたら、わたしは学校に行きたくなくなる。

 “声を出さない少年”は、ストレスから人と話すことができなくなった少年。
 演劇部に誘われ、台詞を言えたことから話せるようになるのだが、それまでに葛藤がある。
 これは白根開善学校という全寮制の学校で、群馬県の山奥にある。
 この少年の場合は、うまく行ったが、こういう指導法が常に成功すると思い込んでしまうのは危険ではないか。

 番組のテーマとしては「親子関係を考える」ということらしいのだが、実際には、「家庭の問題は教師が解決するのが当然」という番組になってしまっているのが残念だ。

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Last updated  2010.03.15 08:26:39
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2008.10.04
テーマ:ニュース(86854)
カテゴリ:教育関連
 こんなことをまた取り上げることになるとは思わなかった。
 「万犬虚に吠ゆる(2)」の続き。
 「「大分県民は学力が低い」はホントか」という記事によると、中山氏は、
「学力テストを提唱したのは、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだ。だから学力テストを実施する役目は終わった」

と語っているという。
 なんと、個人的な思い込みが正しいかどうかを確かめるために学力テストを実施したと言っているのだ。
 しかし、記事にあるとおり、日教組と学力は関係がないという結果が出ているのだが、「現にそうだ」とは、何を根拠にしているのだろう。自分が導入した学力テストの結果は信頼できないらしい。
 ネット上の記事はいずれ消えてしまうので、重要なところだけ引用しておく。
 学力調査結果が小学校の全科目で全国トップ、中学校も全科目がベスト3以内と成績バツグンの秋田県は、日教組組織率が34%と全国平均を上回っている。

 一方で、組織率が80%強で全国最高の福井県は小学校、中学校とも正答率が平均を大きく上回り、全国トップクラスの学力結果だった。逆に組織率が1%以下と極端に少ない栃木県の成績は、全国平均を微妙に下回る。

 中山がやり玉に挙げた組織率60%の大分県にしても、科目によってバラつきがあって、小学校の算数や中学校の国語は平均点くらい。全部が全部ダメというわけではない。中山説はまったく根拠のない思い込みなのだ。

 この結果について、きちんと説明してもらいたい。
 念のため、日教組批判を飯の種にしている産経新聞でも検索してしたが、「中山国交相、辞任の意向 発言の問題部分は?」という主張で、
 日教組教育の弊害は多くの政治家が指摘しているが、組織力と学力の相関関係は必ずしも明らかではない。

 大分県の日教組組織率は6割以上。今年公表された全国学力テストの結果で大分県は小学校37位、中学校35位だったが、小学校1位、中学校2位の秋田県も日教組組織率は5割を超えている。

と書いている。
 自分の思うような結果が出なかったから、「学力テストを実施する役目は終わった」と言っているのだろうか。
 どうもよくわからない。

 謎は謎を呼び、風雲急を告げ、というわけではないが、なんだかわからない、意味不明な発言なのだ。
 次の選挙には出ないと言っているそうだから、むしろ、地元の、自民党支持者にとっては、立候補しないということは、ありがたいだろう。

 なお、今回初めて知ったことで、この中山氏の言動には、批判すべき点はあるものの、誰でもこうなってしまう可能性がある、と感じたことがある。
 「「言い過ぎた」「辞任の考えはない」 国交相の謝罪一問一答」で、
 「私は宮崎の小さな農家出身です。市の道路拡張で先祖代々の宅地が半分以上削られた。小さなころから農作業をした長方形の田んぼがあったが、斜めに横切る道路ができ、なくなった。父は早くに亡くなっており、母は後家さんといわれ軽く見られたのかなと、残念に思いながら市の決定に従うべきではと思った。農家の強い思いは人一倍分かっているつもりですが、それについて撤回した」

と述べている。
 この言葉が事実なら、こういう人でも、政治家になるとあんなことを言ってしまうようになるのか、と、残念な気持ちになる。
 なぜ「農家の強い思い」を忘れてしまったのか。
 自分の経験を踏まえ、
 「成田空港周辺の方々には申し訳ない。しかし、現に国際空港として機能してしまっている以上、なくしてしまうわけにもいかない。そもそも国家のごり押しからうまれた空港であることは承知している。皆さんのお怒りはごもっともだが、ここは枉げて承知していただきたい」
と言うことができたはずなのに。惜しいことをした。
 この人の受けた教育のせいなのだろうか。
 年齢から考えると、日教組による教育を受けたはずはないから、日教組以前の教育はよくなかったらしい。

 追記。
 タイトルの「吠ゆる」は正しくなかった。 「吠ゆる」は誤りをご覧下さい。

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Last updated  2008.10.06 10:33:25
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2008.09.21
カテゴリ:教育関連
 ただの校長の自慢話かと思っていたのだが、読んでみたら、意外や意外、面白い。
 ほとんど本音で書かれている。
 校長になって赴任して直後の春休み。「転編入考査」の合格発表の前日に「地元選出の都議会議員の一人から」「知人の子どもの合否を教えて欲しい」という電話があったという。
 この人が校長になるまでは、当然のこととして、合否を教えていたらしい。
 断ると、その翌年、同じ都議会議員の電話の後で、「東京都教育委員会のある課長」から、同じ内容の電話がかかってきたという。そればかりではない。
それからというもの、私が退職する前縁まで同様の趣旨の電話が教育委員会の複数の課長からかかってきた。(p28)

のだそうだ。
 校長だって、教育委員からから求められれば断りにくいだろうに、それを断ったらしい。
 面白いのは、校長としての立場から、教育行政に対する不信感を隠さずに述べているところと、教員世界に学閥があり、その力で自分が教頭、校長に昇進できたのだろうと、包み隠さず述べているところである。
私が教頭、校長に昇進する際、学士クラブの何人の先輩にさまざまな場面、機会において、推薦してもらっただろうと推察している(ただし、茗渓会の先輩校長やOBからも推薦があったと思う)(p166)

とはっきり書いている。
 「茗渓会」というのは旧教育大、今の筑波大の同窓生の教員組織らしい。
 リンチ事件が起こった時には、
東京都教育委員会は、間接的に私に対して退学にしないことを望んできたが、私はそれには従わなかった。(p153)

というのだが、「東京都教育委員会」が「間接的に」とはどういうことなのだろう。自分たちが責任を取らなくてもいいような形で、校長に責任をかぶせるような形で「望んで」きたらしい。

 また、勤務時間について、「平日の放課後、特に校務がない教員の下校を認めよ」という組合の要求に対して、それを受け入れている。
 厳密に言えば、法には背いているのだろうが、これが現実的な選択だろう。
 わたしの末子は、中学生で、ある部に属している。
 土曜日曜も八時までに登校し、午後七時少し前に帰宅している。
 つまり、その間は顧問の教師が一緒にいるわけだ。公立学校の教員には残業手当はない。休日に出勤すれば、その分、どこかで休みは取れるはずだが、出勤した日に、どんなに遅くまでいても待遇は変わらない。
 民間企業並みに残業手当をつければいいという人もいるだろうが、おそらく、そうしたら、教育公務員の膨大な人件費が計上されることになるだろう。
 残業手当は出さないけれど、用事がなければ帰っていいよ、という方が、お金はかからない。

 少し長くなるが、まさにその通り、と思ったところを引用しておこう。
 教育委員会に、中途退学者の多い高校の校長が集められて、、実態の報告、意見交換、そして最後に中途退学者を減らすよう努力を求められたことがあった。教育委員会は都議会や文部省、そしてマスメディアの意向・動向もあって、このような会を持ったのであろう。しかし、私は、高校を中退したい生徒を無理やり学校に留めない方が本人の将来のためにもよいと考え実践してきた。(P154)

 まさにその通りだと思う。
 学歴よりも技術が必要とされる世界がある。
 あるテレビ番組で、世界中で、そのことができるのは日本のある町工場しかない、というのを取り上げているのを見たことがある。
 技術としては、何かの検査機器を作るために、細い管に金属の棒を差し込むだけなのだが、誰にでもできるわけではないらしい。
 そこの社長が、「高卒で就職してくれればどうにかなるが、大卒では無理だ。できれば中卒で就職して欲しい」と言っていた。
 その機器を作るための技術を身につけるのは、若ければ若いほどいいらしい。工業製品なのだが、「職人技」が要求される世界なのだ。
 私が中学校を卒業した時には、同級生の中に、何人も、高校に進学しないで就職した者がいた。校則で男子は丸刈りだった中学校で、当然、女子のパーマなど許されない学校だったのだが、就職が決まった女子生徒が、パーマをかけてきても、教師は何も言わなかった。親が、社会に出る娘へのはなむけとして美容室に連れて行ったのだろうということは、教師にも生徒にも察しがつく。
 一律に学歴ばかりに目を向けるのはよくない。
 どうしてそのことに、みなが気づかないのだろう。
 一つには、新聞社やテレビ局で働く人たちが高学歴が当たり前、という世界で生きてきた人たちだからなのだろうと思う。
 大学を卒業するのが当たり前、有名大学に入学するのが当たり前、という前提で生きてきた人たちがメディアを仕切っていて、みんな、それに惑わされているだけなのだが、なんとなくそれに気づいていながらも、「学歴社会」という幻想にすがりついているようにしか思えない。
 もちろん、サラリーマン社会は「学歴社会」である。
 この本の著者が正直に述べているように、教員の世界にも「学閥」があるのだろう。
 しかし、「職人」の世界には学歴も学閥もない。求められるのは「腕」だけだ。
 学歴よりも腕で働く人の方が高収入が得られる社会だったら、子どもたちにとっては、もう少し暮らしやすい社会になっているのではないだろうか。

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Last updated  2008.09.22 10:42:36
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2008.08.06
カテゴリ:教育関連
 読む本がない時に、とりあえず目についたものを借りて読む。そうして手にした本。
 副題は「学校の先生がそっと教える」となっているが、こうして公刊していながら「そっと教える」もないものだ。
 編者よりも監修者の方が名前の字が大きい。「法則化」という運動で、教育の法則化をはかった人だという記憶がある。
 全部で40の「お話」が収められている。
 小学校低学年を対象としたものらしい。
 それぞれの話の後に、監修者のコメントがついている。
 なるほどと思うものもある。
 子どもの話し方は、大人の反映です。子どもの話し方を聞き、「ドキッ」としたことがあるでしょう。そんなことまで似てしまうのかと思った人もいるでしょう。
 大人は、子どもを自分の鏡だと思わねばなりません。(p17)

 全くその通りだと思う。

 わたしが理解に苦しむのは、漢字の字形から日本語を説明しようとするものだ。
 たとえば、
「飼」という字は、「食を司《つかさど》る」と書きます。飼った動物の食べ物をどうするか、つまり命をどうするかは、すべて飼い主が握っているということです。(p31)

などと書いてある。では、漢字を使わない言語では、「飼う」の意味をどう説明しているというのだろうか。
 また、念のために「学研漢和大辞典」をひいてみたら、「解字」には、
形声。「食+音符司」。司のもとの意味とは関係がない。

と書いてあった。
 「司」がただの音符でしかないとしたら、この本は子どもに嘘を教える本になってしまう。

 第36話「本は心の栄養」にはこんなことが書いてある。
 「本」という字の本来の意味が「ねもと」であることを述べ、
 大昔から人間は、「人の成長にとって大切なもの、心の成長の栄養になるものは書物である」と考えていたのでしょう。ですから、書物のことを「本」と書くようになったそうです。

 「本」を「書物」という意味で使う例が、日本語以外でそんなにあるのだろうか? また、漢字を使わない世界では、「人の成長にとって大切なもの、心の成長の栄養になるものは書物である」とは考えていないのだろうか?

 気持ちはわかるがこれはよくない、というのもある。
 第23話「病気が治った女の子」。
 医師からは治らないと宣告された子が、家族が、何もかも肯定的にとらえて話しかけることによって治った、という奇跡の話。
 物語としてはこれでもいいだろう。
 しかし、真に受ける子どもがいたらどうするのだろう。
 その子の家族が、治癒の見込みのない病気にかかった時、その子は、必死になって、肯定的な言葉をかけ続けるだろう。そうすれば治る、と保証できるのならいい。しかし、そんな奇跡がしょっちゅう起こるわけはない。
 そもそも、言葉の力で病気が治るなら、医者はいらない。
 困った話だと思ったが、監修者のコメントは悪くない。
ただ、ほめ言葉には、うそはつかないという絶対に必要な条件があります。

 肝心の「お話」の中には、その要素が抜けている。

 かといって、監修者の言っていることが、常に納得できるものだとは限らない。
家庭内暴力、拒食症などは、この「根っこ」の部分ができていないからだとも言われています。(p141)

とはあまりにもいい加減な書き方だ。
 断定しているようでいながら、「とも言われています」と逃げがうってある。

 第30話「最高のウルトラマンをつくりたい!」には異論がある。
 「ウルトラマン」を作った円谷プロが、よりよいものを作ろうとした結果、採算が合わなくなって九ヶ月で放送を終了した、というもの。
 半分は事実だし、半分は、撮影が追いつかないという時間的な問題があったはずだ。
 わたし自身は、「ウルトラマン」を最初の放送時から見ているし、ウルトラシリーズは大好きだ。
 それでも、社会人としてみれば、与えられた予算と時間内で最高のものを作り出してみせるのがプロなのではないかと思うのだ。
 そうしなければ、組織そのものがなりたたなくなってしまうではないか。
 事実、円谷プロは経営の面では破綻してしまった。

 残念ながら、本としては非常に甘いものだった。
 読んで退屈はしないが、これでは困る。
 その一例。
 第12話「ライオンを助けたネズミ」の「参考文献」が、ただ『イソップ物語』とだけ書いてある。
 誰が訳したものなのか、いつ、どの出版社から出たものなのか明記しなくては「参考文献」として挙げる意味がない。
 たとえば、日本では「ありとキリギリス」として知られている話は、本来は「アリとセミ」だった。
 こういうことがあるのだから、もう少し厳密に「参考文献」を示してもらいたい。

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Last updated  2008.08.06 09:40:36
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2008.04.13
カテゴリ:教育関連
 いつもはしないことなのだが、あまりにも変な記事なので、引用しておく。
[入学式]入学金未納の2人、出席させず 千葉県立高
 千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長、339人)が、入学金未納の新入生2人を入学式に出席させなかったことが12日分かった。大迫校長は「授業料滞納が目立ち、未納は負担の先送りと思った」と話すが、県の公立高校教職員組合は「非教育的対応」と批判している。
 県教委と同高によると、新入生159人に、入学金、教材費など9万円を8日の入学式に持参するよう求めていた。男女各1人が「お金が用意できない」などと持参せず、式直前、校長がそれぞれの担任に別室での待機を指示した。2人は約40分の式の間、教室と会議室で待機した。
 男子生徒は式前に学校の指示で母親に「入学金を払わないと式に出られない」と電話で事情を説明。母親は「後で払う」と答えたが、学校側は「滞納の可能性がある」として出席させなかった。母親は午前11時ごろ、9万円を持参して学校を訪れたが、式は終わっていた。その後、生徒は校長室で氏名を読み上げられ、「入学を許可する」と伝えられた。
 女子生徒の母親は午後5時ごろ、2万円を学校に持参し、同様に入学を許可された。
 大迫校長は「入学式当日に必要なお金は3月の説明会で伝えている。経済的問題があれば相談するよう話した。苦渋の決断だったが、当然の判断だと思っている」と説明。県教委指導課の田山正人・主任指導主事は「保護者と生徒にはつらい思いをさせてしまった。事前に入学金についての十分な説明をしており、学校としてはやむを得ない判断だったと思う」と話している。
 教育評論家の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」と話している。【神足俊輔】

 わたしがもっとも引っかかるのは、最後の「教育評論家の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)」という人物のコメントだ。
 おそらく、これは、毎日新聞の記者が、十分な情報を提供せずに、こう言わせたのだろう。
 そうであったとしても、あまりにも軽はずみな発言だ。もともと、この人の言うことは変だなあと思うことが多かった。
 これが私立高校だったらどうか考えてみればいい。
 入学金を払っていないから入学させませんといったら、それを批判するのだろうか。そんなことはないだろう。経営が成り立たなくなるのだから。
 公立学校が私立学校のようではないということを批判する人がいる。そういう人は、この記事を読んでも、「やっと公立が私立並みになったか」と安堵することだろう。
 心情としては、子供はかわいそうだ。
 しかし、こういう処置をしなくてはならない世の中になっている、ということは厳然とした事実なのだ。

入学金未納2人、式出さず
=「苦渋の選択」と県立高-千葉


入学金未納の新入生2人、式出席許さず 千葉の県立高

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Last updated  2008.04.14 01:14:18
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2007.12.05
テーマ:ニュース(86854)
カテゴリ:教育関連
 「[国際学力調査]「理科に関心」最下位 数学的活用力も低下」という記事によると、
 経済協力開発機構(OECD)は4日、57カ国・地域で約40万人の15歳男女(日本では高1)が参加した国際学力テスト「学習到達度調査」(PISA)の06年実施結果を発表した。学力テストで、日本は数学的活用力が前回(03年)の6位から10位となり、2位から6位に下げた科学的活用力と併せ大幅に低下した。また、理科学習に関するアンケートで関心・意欲を示す指標などが最下位になり、理科学習に極めて消極的な高校生の実態が初めて明らかになった。

のだそうだ。
 なぜ、理数離れが進むのか、という原因の分析はいろんな人がしていろんなことを言うのだろう。
 わたしもまた、こうではないか、と思うことがある。
 それは、「SF」の衰退とリンクしているのではないか、ということだ。
 昨日は、「大巨獣ガッパ」について書いた。
 ゴジラやガメラもわたしは好きだし、ウルトラシリーズも大好きだ。
 こういうものは、子供向けの荒唐無稽のものではあるのだが、守備範囲の広い「SF」の一部でもあった。
 「STARWARS」や「未知との遭遇」の日本公開の時の直前に、「宇宙戦艦ヤマト」の劇場版が公開されたことを思い出してほしい。
 SFに囲まれて育った世代がアニメブームを支えていたのだし、特撮映画の隆盛も支えていたのだ。
 「科学」というものへのあこがれがある時代、未来への希望がもてた時代に育ったら、「科学」の道に進むこともあるだろう。
 しかし、今や、「未来」も「科学」も明るいイメージを持っていない。
 少なくとも日本ではそうだ。
 「ウルトラマン」を思い出してほしい。ハヤタ隊員が所属しているのは「科学特捜隊」だ。
 「科学」と名のついた組織に所属するヒーローだったのだ。

 わたしは、毎週「ドクター・フー」を見ている。
 イギリスではまだ子供向けのSFドラマが放送されているらしい。
 こういうものが必要なのだ。
 大人の目から見てどんなにめちゃくちゃでも、「神秘」と「科学」を結びつけるものがあれば、理数系の道に進もうとする人も増えてくるのではないかと思う。

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Last updated  2007.12.05 23:56:04
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2007.10.09
カテゴリ:教育関連
 実話(←)をもとにしたドラマなのだそうだ。
 放送時間が1時間30分、CMをカットしたら正味1時間ちょっとのドラマで、内容が盛りだくさんであるためにいそがしい。
 連続10回ぐらいのドラマで見てみたいものだ。
 主人公を「母さん」と呼ぶものの、実の子ではないな、と分かる登場人物の経歴や、荒れる少年が人を刺す経緯などは見た者が想像するしかない。
 あるいは、そうやって想像させることがドラマの製作意図なのかもしれない。

 内容は現実的でけっして悪くなかった。
 保護司というのがどんな仕事をするのか断片的にしか知らないが、これは、片手間にできるものではないようだ。

 このドラマを見て「こんな保護司がいれば問題が解決するのに」と思ったら大間違いだ。
 よくよく考えてみて欲しい。
 人を刺してしまう少年、水商売で働き妊娠中絶することになる少女、どちらも、問題は解決していない。
 しかし、遠い先に光があるのではないかと思わせる。
 すぐに解決しないと不満に思う人には、現実がこうだったら、受け入れられないだろう。

 少女の母親が河合美智子だったので驚いた。もうそんな歳かあ。「ションベンライダー」からもう24年もたっていたのだ。

 なお、登場人物の背景については、公式サイトで詳しく紹介されている。

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Last updated  2007.10.10 09:47:19
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