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テーマ:お勧めの本(7363)
カテゴリ:親子で読み物
(角野栄子 作 広野多珂子 画/福音館書店)
魔女の宅急便シリーズ第2巻です。 この巻の挿絵は広野多珂子さん。 ちょっぴり成長したキキを可愛らしく描いてらっしゃいます。 この巻の終わりにキキは「空を飛ぶ」以外の魔法を一つ手に入れます。その魔法は、キキが手にしようと思いさえすれば簡単に手に入る魔法でした。 キキがその魔法を手に入れる気になったのは、コリコの町で様々な人に出会い、魔女ってなんだろうと悩んだり、誰かの役に立つ事がどういう事か真剣に考えたりしたからです。 この巻では、姉弟の話、仲の悪い恋人の話、家族の話、お年寄りの話など、色々と考えさせられる話、自分って何だろうって考え込んでしまうような話が載っています。 でもでもそんなに重いお話って訳じゃありません。 「魔女の宅急便」というお話の楽しさはそのままだし、森に住む姉弟がキキの友達に加わって、キキの成長物語にさらに深みが増したのです。 少しづつ、でも着実に成長して行くキキの、これからが楽しみになる一冊です。 魔女の宅急便(その2) 文庫版:魔女の宅急便(その2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.19 09:38:50
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