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宮部みゆき・著 朝日文庫
東京荒川で起きた「一家四人殺し」事件 この事件を基点に、事件関係者の家族の様々なドラマを追って行き そこにある、現代社会の問題点を浮き彫りにする 深く考えさせつつ、推理も楽しめてしまう、社会派推理小説です この本を読むきっかけは、浄徳さんのこの言葉からです 「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」 これはベストセラー「バカの壁」の中の養老孟司さんの言葉でした そしてこと言葉の意味が良くわかる小説として 「藪の中」(芥川龍之介)と「理由」をあげた 妙に引っかかっていた 「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」 この言葉が。 もっとちゃんと理解してみたかった ということで まず、「バカの壁」を読み直してみた 前回よりメチャクチャ面白く感じた 前回は、大ベストセラーになった本だから ということが先入観があったのか、 その根拠を探してやろうじゃないか見たいな読み方だった ですので、どこかで斜に構えていたような、批判的な読み方をしていたようだ その結果、なんでこんな本がベストセラーになるんだ と言うような印象で読み終わったような気がする (「バカの壁」を“バカの壁頭”で読んでしまった) はじめから、いいところを読み取ろうとせず あら捜し的に読んだ読み方だったような気がする 今回は人と人の間に発生するバカの壁=「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」、ここにスポット当てて読んだ 人と人のズレはいかに発生するのかということと、その解決策を探して読んだ 大いに納得した。 この本はいい本だと 読んでない人は絶対読むべし! と激しくおすすめしてしまう 読めば、自分と合わない人の存在を 少しは理解できるようになるだろうし 合わなくてもいいんだ、人間はそれぞれの考え方があっていいんだ ということが良くわかると思う。 あららっ 気がついたら、「理由」の紹介ではなく 「バカの壁」の説明になってしまった 「理由」の紹介はまたの機会に 理由 バカの壁 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.10 23:35:54
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