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カテゴリ:読書のすすめのおすすめ本
ヘンリー幸田/著 講談社/刊
『ハイウェイ、ベニヤ板、強化セメント、ゴムの絶縁体、発電機・・・・ 誰が発明したのか、知っていますか すべて、学校を三ヶ月で退学、学歴ゼロ、耳の悪い少年であった エジソンによる発明である!』(帯のコピーより) 『この本は、著者がふとしたきっかけで、 エジソンの発明した蓄音機を友人から譲り受け、 そこから エジソン発明品に興味を持ち、次々と収集していく。 そして、そのどれもが百年以上経ったいまでも立派に使えることを知る。 次に著者は、 こんな素晴らしい発明の数々を一人でつくりあげた エジソンという男に興味を引かれる 特に、小学校を落ちこぼれた難聴の少年がいかにして 史上最高の発明家に成長を遂げて行ったのか、その道程にである。 その陰には、母ナンシーの影響が大きかったことは有名ですが、 具体的にどのように教育していったのかは、詳しくは知られていない。 そこで著者は、エジソンの関する資料を可能な限り集めまくります 長い時間をかけて拾い集めた母ナンシーと息子エジソンの間のかかわりには 興味深い数々のエピソードが秘められていた その中から テーマを 落ちこぼれ少年と彼を天才的発明家に育てた母と子供の生き方に絞って 基本的な七つのルールにまとめあげたのがこの本です この七つのルールは、 誰にでも当てはまる能力開発のためのヒントになり得るもので 子供の教育のかかわる 両親はもちろんのこと ビジネスマン 教育関係者 学生 誰でも この七のルールを利用することによって、 思いもよらぬ能力を発揮することが可能になります。 トーマス・エジソンのように』(以上、まえがきの要約) 七つのルールその1 無条件の愛で包む 「無条件の愛に包まれたとき、 人の心は支えを得る この支えは一生を通じて心の宝物となる」(p14) この他に、六つの大切なルールが書かれています 感性を磨く 知的好奇心を育てる 考えることを楽しむ 失敗は最高のレッスン ハンデキャップは特長になる 他人との交流を楽しむ など、人がよりよく生きていくため欠かせないルールが たっぷり入ってます 著者の経歴(たくさんの肩書きをもっているようですが 早い話、特許〈特に知的財産の〉のプロフェッショナルのようです) からの 勝手な想像ですが、特許の仕事をしている方ならではの、 事実を突き詰めて確かな裏づけをとった綿密な資料をもとに、 でもしかし、 小学生の子供でも読めるようにと配慮したエジソン伝のようにも思えます。 かつての偉人伝や子供の伝記には書かれていない角度からみつめた、 エジソン伝のような気がします とても貴重なエジソン像だと思います 余談ですが、本の著者のプロフィールの写真が面白いんです ネクタイしてボクシングのファイティングポーズとっているんですが 右手がこぶしをギュっと握っていながら、左手はワイングラスを握っているです 趣味が多彩で、その中に「ボクシング」と「ワイン、テイスィテング」 というのがはいっているからでしょうが、なんともユニークな写真です このあたりにも著者の個性が現れていて面白いと思いました やや難しげな漢字にはルビが振ってあるので 小学校高学年くらいから読むことが可能だと思います ご家族のみなさんで読みわまして見ても面白いと思います この本のポイント 『生きていく自信と能力開発には母親の無条件の愛が特効薬』 超おすすめな1冊!! お求めは、お近くの読書のすすめまで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.18 15:02:16
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