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カテゴリ:泣ける本、感動する本、笑える本
内藤みか/著 幻冬舎/刊
叶恭子とはまったく関係ありませんが 内藤みかはエロ小説に命を賭ける、闘魂本調子な作家だ!! えらい すごい たいしたもんだ というのが、読み終わった直後の感想です あらまし 官能小説を書くことに生きがいを感じている著者が ふとした過ちから(ゴムに穴があいたため) 学生だった彼との間に子どもができてしまう さて、ここからが大変 出産前の異常な“つわり”の話 夫の母、つまり姑のいびりの話(すんごいバカ姑だ) 夫の暴力の話(結婚前の事前のチェックが大切です) 育児ノイローゼの話 在宅ワークの孤独感によるノイローゼ などなど、 官能小説家ならではの(じゃないとこもあるけど) エピソード満載 例えば あなたは官能小説を書きながら 子どものオシメを取り替えることができますか? (ちなみにこの家では布オムツを使用していました) つまり 「いいじゃないか」 男の強引な手が胸元をまさぐる 「だめよぉだめだめっ、私には夫が・・・」 微かに抵抗しながらも 「あ~~~っいやぁ~~~んっうっふんっ~~~ん」 などと創作の世界にどっぷりとつかっているときに 「ふぎゃ~~~~~」と 側で子どもが泣いているとします 原稿の締め切りがせまっています どうしますか 彼女の選択は 原稿を取ります 母親として、母乳が反応します でも、彼女は官能小説を書き続けるのです 私は女性ではないし、ましてや子どもを生んだこともない (あたりまえだ) でも、その時の彼女の気持ちをできる限り想像してみた 辛い・・・ そうとうなストレスだったと思う ただ、彼女のすごさはそれだけじゃなく 自分に起こるすべての出来事を「官能小説のネタ」 にしてしまうプロ作家根性だ 例えば つわりのときのゲロ(すみません、ばっちくて)をネタに ゲロ官能小説 出産体験を生かして 出産官能小説 出産直後の授乳の時の苦しみをもとに 母乳官能小説 とか なんか、書いていて恥ずかしくなってきた・・・・・ のであとはカット とにかく 読んでいて何度も笑い、何度か目元が潤みました 読み終わっておもったこと それは、とっても大変だった道だけど 彼女は女性の人生において “ふたつのかけがえのない大切な宝物”を得たような気がします それは・・・・・ 読んでのお楽しみ(笑) この本は 今妊娠中の方とそのオット 育児中の方とそのオット 在宅ワークで孤独に苦しんでいる方 官能小説家及び作家になりたいと思っている女性の方 オットの暴力で苦しむ方 姑のいびりに負けそうな方 などにおすすめです ただし、専門書ではございませ~ん スーパーエッセイでございま~す 読み方によればこれもひとつの成功法則です 人気blogランキングはじめました ↓↓↓よろしくお願いします ![]() ![]() 奥さまは官能小説家 ★ツイてる古本・元気の出る古本 ★いっぱいあります↓ ↓ ↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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