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カテゴリ:泣ける本、感動する本、笑える本
「小話」
ある日男と女が出会い、恋に落ちました ふたりは同棲します 男は二十歳 女はひとつ年上でした ふたりとも大学生でした 2年の年月が経ちます 女は大学を卒業と同時に田舎に帰ります そして、親のすすめる見合い相手の男性と結婚します 東京のアパートでひとり残された男は 彼女をあきらめきれません 男は、意を決し、彼女のいる田舎へ向かいます ところが、男は彼女の田舎の都市名は知っていましたが 住所を知りませんでした 男はとりあえず、その地方小都市の駅に降り立ちます ここで男は、駅からの道を東にとり歩き出します そして、一軒一軒の家の表札をみてまわりはじめます そして、彼女と同じ苗字の家の表札をみつけると 「○○○さんいますか?」 「いません」 この繰り返しが延々と続きます 8時間経ちました 何件訪ねたかわかりません 足はもう、棒のようです そろそろ日が暮れかけようとしたときです 「○○○さんいますか?」 「○○○はうちの娘ですが、いまは嫁いでいますので、ここにはおりませんけど」 「!」 男の体に戦慄が走ります しかし、彼女の母親は彼を拒否しました ガンコとして、彼女の嫁ぎ先を教えてくれません 結局、男は何も得るものが無いまま、8時間かけて歩いて来た道を とぼとぼと戻ることになります 男は、未練を残しながらも東京に戻ります 男は、彼女が自分のもとに必ず帰ってくると信じ、 絶対引越しをしない覚悟をきめました それから、1年が経ちます ある朝、男が寝ていると、頬にぽつんとなにかが落ちてきました そのショックで男は目をさまします すると、その目の前には、瞼いっぱいに涙をためた 彼女の覗き込む顔がありました 「ただいま」 「おかえり」 おしまい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昨夜、おかげさまで無事「本の力」終了できました ありがとうございます そして 今朝起きたとき、ふっと頭をよぎった本があります 【本気で生きよう!なにかが変わる】 丸山浩路/著 大和出版/刊 そして、昔ある方から聞いた話を思い出しました それが、上のドラマです ドラマと本とは全く関係ありません ただ、理由はよくわかりませんが ぼくの中ではつながっているようです 4年前、読書のすすめを知り、初めて買って読んだ本です 『人生が180度変わった瞬間でした』 ![]() 【本気で生きよう!なにかが変わる】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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