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カテゴリ:天職や転職を考えるときの本
村上龍/著 NHK出版/刊
本日は“古本斜め読み”でご紹介いたすます この本は、作家村上龍が各界の著名人の方と 「人生における成功者の定義と条件」 をテーマとして対談したものを そのままテープお越しでまとめたものです (もちろん編集はしていると思いますが) 対談相手は 建築家、安藤忠男 科学者、利根川進 社長・CEO、カルロス・ゴーン 大使・教授、猪口邦子 プロ・スポーツ選手、中田英寿 以上の5名です 冒頭で村上氏は、 旧来の成功モデルが機能しなくなっている今 あえて成功者の新しい定義と条件を示すことは 無意味ではないと思う と言っています。 そして、人生の成功者というのは、 「生活費と充実感を保証する仕事を持ち、 かつ信頼できる小さな共同体を持っている人」 と仮説を立てています 個人的にこの 「生活費と充実感を保証する仕事を持ち、 かつ信頼できる小さな共同体を持っている人」 というところに共感を持ちました 成功ではなく成幸という感じで受け止めています これなら、努力すれば誰でもなれます なかなかいい線いっているような気がします ★気に入ったフレーズ 「建築学といっても、何も分からない状態でしたが、いろいろ考えた挙句 、思いついたのが、一年間で大学教育で課せられる四年間分の本を読み尽くす というやり方です。買えるだけの建築の本を買って、朝から夜中まで毎日読み続けた。 この一年は外に出ない、それくらいの決意でした」 (安藤の言葉) 「今の日本の教育の欠陥の一つは、結局問いを立てる能力を育てようとしていないということだそうです。」 (村上の言葉) 「非常に短い作文で、『すき焼き』というタイトルだった。昨夜、僕たちはすき焼きを食べました、僕はすき焼きが大好きです、特に肉が美味しい、肉が大好きです、と書いたわけです。そうしたらしれに対して先生がコメントしてくれた。アメリカ人の先生は、すき焼き、聞いたことがあるけど、すごく美味しそうだね、今度作り方を教えてくれない、というコメントだったんです。で、日本の先生に日本語で書いたものを出したら、お肉ばかりじゃなくて、野菜も食べるようにしましょう、と書いてあった。」 (利根川の言葉) 「私はよく、『早朝に会社に来て、遅くまで働いているんすか』と質問されます。『毎日そうなんですか』『どうしてそんなに働くんですか』と。それは私に目的があるからです。私自身が目的値を設定したからです。その目的値とは、日産を完全に卓越した企業にすることです。」 (カルロス・ゴーンの言葉) 「人は自分にピッタリのものを見つけたら、どれだけ努力しても飽きないし、努力そのものに喜びを見出せた人というのは、それだけで成功者と呼びたいんです」 (猪口さんとの対談での村上の言葉) 自分の中に 仕事とはなにか 成功するとはどういうことか 何を指針にして生きていこうか などの問いがある方には ビビッと 来るものがありそうです ご興味のある方はどうぞ 人生における成功者の定義と条件 人気blogランキングはじめました ↓↓↓よろしくお願いします ★ツイてる古本・元気の出る古本 ★いっぱいあります↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.04 19:14:52
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