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カテゴリ:泣ける本、感動する本、笑える本
2冊とも
島田洋七/著 徳間書店/刊 あらまし かつての漫才ブーム(いまから30年くらい前)のときに B&Bという漫才コンビで一躍有名になった島田洋七が 少年期を綴った自伝的エッセイ 家庭の事情で、広島にいる母の元から離れ 九州の佐賀の祖母の家に預けられる その祖母(がばいばあちゃん)との同居生活で味わった 貧乏だけど、明るく楽しい8年間の体験記 (がばいとはすごいという意味らしい) すべての出来事を明るく解釈していく たくまく明るいがばいばちゃん もしかしたら、人生の極意かもしれない 思ったこと 傑作です 1冊1時間もかからないで読めてしまいます 読んでいるうちに、タイムスリップして 自分の小さい頃(小学生)が目の前に蘇ってきます 自分も小さい頃、おばあちゃんに色々なことを教わったことを思い出したり 川や海で遊んだこと、木の風呂桶に入っていたこと そして、それを自分で火をおこして沸かしたこと など、様々なことが思い浮かんできました この中に出てくる、がばいばあちゃんと昭広(洋七の本名)と私が育った 住環境ははるかに違うけれど、時代としては近い そのころはあった、近所とののどかで人情味のある、おおらかな生活を たっぷりと思い出せてくれました。 さらに、がばいばあちゃんの「明るい貧乏」生活の面白さと 生きるたくましさには、教えられることがたくさんあります 一番気に入ったところ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ スポーツは万能だったが勉強はいまいちだった洋七が、 ばあちゃんに泣き言を言う場面があります 「ばあちゃん、英語なんかさっぱり分からん」 「じゃあ答案用紙に、『私は日本人です』って書いとけ」 「そうか。日本にいたら、別に困らんもんね」 「そう、そう」 「でも、ばあちゃん、俺、漢字も苦手で・・・・・」 「『僕はひらがなとカタカナで生きていきます』って書いとけ」 「そうか。別にひらがなでも、分かるもんなあ」 「そう、そう」 「歴史も嫌いでなあ・・・・・」 「歴史もできんとか?」 ここまで来て、ようやくばあちゃんは呆れた顔をした。 さすがに、勉強しろと言われるかと思ったのだが、そこは、ばあちゃんこと。 しばらく考え込んだ末、こう言い放ったのだった。 「答案用紙に、『過去には、こだわりません』って書いとけ!」 天晴れである。 が、俺は本当にこれを書いて、結果は・・・・・・ 殴られた! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ がばいばあちゃんのこの発想力 この切り返しは、ワザとして覚えたいです 個人的な思いとして、この本を 「読書感想文の課題図書」として指定して頂きたい そう思います お盆に田舎に帰るとき 新幹線や飛行機の中でこれを読んでいくのも おつなものかもしれません 小学校高学年~大人まで、ニッポン中におすすめ! ![]() 佐賀のがばいばあちゃん ![]() がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! 人気blogランキングに参加してます。おもしろいと思ったときはポチッと ↓↓↓よろしくお願いします ![]() クリック↓ ↓ ↓ ★本の越後屋 最新情報 ★ツイてる古本・元気の出る古本 ★いっぱいあります!! クリック↓ ↓ ↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.03 15:26:29
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