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池田晶子/著 トランスビュー・刊
この本の紹介も以前書きましたが、 今回は夏休みの読書感想文におすすめな本シリーズということで、 再度書きます この本は、理屈が嫌いな方が読むと、30秒で投げ出したくなります 例えば出だしからこう来ます 「君はいま中学生だ。 どうだろう、生きているということが素晴らしいと思っているだろうか。 それとも、つまらないと思っているだろうか。 あるいは、どちらなんだかよくわからない、なんとなく、 これからどうなるのかなと思っている、多くはそんなところだろうか。 生きているということは素晴らしいと思っている人にとって、 生きているということは素晴らしい。 なぜって、その人が、生きているということは素晴らしいと思っているのだから。 生きているということはつまらないと思っている人にとって、 生きているということはつまらない。 なぜって、その人が、生きているということはつまらないと思っているのだから。」 え~~~~~っい、クソォ~~~~~ややこしい書き方しやがってぇ~~~ って思った人いません? 実は私も2回途中で投げました でも、なんとなく引っかかるものがあるような気がして しばらく本棚に眠らせておきました そして、ある日突然読みたくなったときがあり 3回目にしてやっと最後まで読破できたのです この状態を人間関係で例えるならば 初対面の印象が悪い人でも、話しこんでみたら あ~~~なんだ、けっこういい人じゃんってケースありますよね そんな感じだと思います いざ読みすすめてみたら、止められなくなりました 14歳からのと書いてあるものの、やはり哲学は難しい というか、いままでにこういった視点や思考方法をしたことがなかったゆえの 難しさだっのでしょう 哲学という思考パターンに慣れ始めると 考えること自体が面白くて仕方がなくなる 変な表現ですが「考えるというタダで遊べるオモチャ」 を手にいれたような、そんな感じです 現実の世界で即使えるというわけではないですが 考え方のキャパが広がったようで、とても清々しい感じがしました 13歳から将来の仕事について考える本がベストセラーになって久しいですが その本で、職業の選択をする前に、この本で、 頭の柔軟体操をしてからの方がいいと思います また、すでに大人になってしまい、石頭になってしまった方や、 情報を集めることにむきになって、考えることを忘れてしまった方におすすめです 考えるという、人間に与えられた最も貴重な能力のすばらしさに気がつきます さらに、日々の生活の中で、流されてしまっている自分に気がつくために あるいは、アイデンティティの確立のために(自分探しにもなる) 大いに役立つ本だと思います ![]() 14歳からの哲学 人気blogランキングに参加してます。おもしろいと思ったときはポチッと ↓↓↓よろしくお願いします ![]() クリック↓ ↓ ↓ ★本の越後屋 最新情報 ★ツイてる古本・元気の出る古本 ★いっぱいあります!! クリック↓ ↓ ↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.08 18:16:17
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