時代小説家の鑑
お盆にチェックした本のわすれないうちメモ佐伯も年だからそろそろ引退で、みるところのない、ぼちぼち文でも書いて、終盤かなと思ったところ、あえて文庫1冊で完結をするという。時代小説家の鑑と思う。新酒番船 (光文社文庫) [ 佐伯泰英 ]価格:726円(税込、送料無料) (2022/8/18時点)楽天で購入海次は十八歳。丹波杜氏である父に倣い、灘の酒蔵・樽屋の蔵人見習となったが、海次の興味は酒造りより、新酒を江戸に運ぶ新酒番船の勇壮な競争にあった。番船に密かに乗り込む海次だったが、その胸にはもうすぐ兄と結婚してしまう幼なじみ、小雪の面影が過っていたー。海を、未知の世界を見たい。若い海次と、それを見守る小雪、ふたりが歩み出す冒険の物語。梅花下駄 照降町四季(三) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]価格:825円(税込、送料無料) (2021/12/19時点)楽天で購入文政12年、大火は江戸を焼き尽くした。佳乃と周五郎は、照降町の御神木を守り抜いたとして町の人々に厚く感謝される。焼けてしまった店の再建を待つ間、舟を店に仕立てた「舟商い」は大繁盛し、人々は復興にむけて精いっぱいの知恵を出し合い、助け合う。吉原の今をときめく花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託された佳乃は、工夫を凝らして新しい下駄を作りつつ、この大火で命を落とした江戸の人々の鎮魂のための催しを企画する。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとはーーそんな中、藩の派閥争いから逃れて職人修業をしていた周五郎のもとに、不吉な一報が。初詣で 照降町四季(一) [ 佐伯 泰英 ]価格:2420円(税込、送料無料) (2021/7/29時点)楽天で購入文政11年暮れ。日本橋のほど近く、傘屋や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が出戻ってきた。佳乃は3年前、男と駆け落ちしていたのだ。父は病に伏し、見習いとして浪人の八頭司周五郎を受け入れていた。町の人びとの人情に触れ、佳乃は女職人として鼻緒挿げの腕を磨く決意をするが、そこへあの男が追ってくるーー。己丑の大火 照降町四季(二) [ 佐伯 泰英 ]価格:2420円(税込、送料無料) (2021/7/29時点)楽天で購入文政十二年三月。神田佐久間町の材木置き場で、小さな火がくすぶり始めた。やがてそれは、「己丑の大火」となって江戸の町を襲う。鼻緒挿げの女職人・佳乃と弟子の浪人・周五郎は、照降町の象徴であり神木の老梅を猛火から守り抜こうと、夜を徹して決死の行動に出るー。梅花下駄 照降町四季(三) [ 佐伯 泰英 ]価格:2420円(税込、送料無料) (2021/7/29時点)楽天で購入文政十二年夏。大火は江戸を焼き尽くしたが、照降町の人びとは復興に向け動き出し、佳乃の発案した船を店に仕立てて履物を売る「船商い」は大繁盛した。一方、花魁道中で履く三枚歯の下駄の制作を佳乃に託していた梅花は、秘めた想いを佳乃に語ったーー。一夜の夢 照降町四季(四) [ 佐伯 泰英 ]価格:2420円(税込、送料無料) (2021/7/29時点)楽天で購入大火からの復興の要として照降町の人びとの支えとなっている周五郎だったが、小倉藩の派閥争いの中、実兄が暗殺される。藩の行く末と町での暮らしの間で揺れる周五郎、その周五郎がいずれ去ることを覚悟する佳乃。ふたりの想いはどこへ向かうのかーー。勇気と感動の物語、ついに完結!