『そして 父になる』 に、想う。。。
『そして 父になる』。私は2回目だけど、主人ともう一度観たくて。人混み嫌いな主人。 やっとOKを貰い、映画館デートしてきました♪ きょうは、水曜日。大人2人で、3,600円のところ、シネマイレージ1,300円と、レディースデー1,000円の、2,300円で観られてラッキーでしたぁ♪ 平日なのに、満席!30代~70代の女性が大半でしたが、カップルや、仲の良い老夫婦もいらっしゃって、改めて、大人が楽しめる作品なんだなぁ・・・ と実感。 ここからは、『ネタバレ』 あり。お構いない方だけ、読んでくださいね~* 全編通して映像が美しく、音楽 (ピアノの音色)が優しく響き、心地いい。主人曰く、「ヨーロッパの映画っぽいね」と。子供の取り違えを題材にしてるけど、辛く悲しいだけじゃない映画です。参考文献か原作か・・・ という見解で、ゴタゴタしたけれど、実際に観たら、是枝監督やキャスト、スタッフのみなさんの想いが、ひしひしと伝わってくるんじゃないでしょうか。 カンヌ ・ サンセバスチャン ・ バンクーバーの映画祭でも受賞!言葉や習慣の違いはあっても、心の深いところは、世界共通なのかもしれませんね。 高層マンションに住み、仕事も順調なエリートの良多(福山さん)。きっと、ここ数十年の日本人は、良多の一家を目指して走ってきたんだろうな。。。お受験も、お父さんが仕事に必死で家庭を顧みれないのだって、今の日本を象徴してるなぁ・・・ と想いました。劣等感を持ち、気を使っている妻。大きな窓から見える都心の夜景は、息をのむほど美しくて。。。 それとは正反対に、古い家に住み、 粗野だけど、子供との繋がりを大切にする雄大(リリーさん)。雄大の一家は、とにかく温かい。みんなでお仏壇に手を合わせたり、凧揚げしたり。玩具が壊れたら、ちょちょいっと直しちゃう。でも・・・あんまり積極的に働かない雄大と、それをパートで支える妻。認知症のおじぃちゃんと同居だったり。 大変な事もある訳で・・・結局、どんな家でも、『隣の芝生は青い』 のかな?! と。 他にも、子役の4人がみ~んな可愛い♪それぞれの個性が上手く活かされていて、抱きしめたくなります。私的には、雄大一家の末っ子くんが、ツボ!撮影当時、たぶん3歳くらいかな?!と想うけど、天才的☆(笑)一見の価値ありです! 感動したシーンは無数にありますが、これから観られる方もいらっしゃると想うので、この辺で。 結局、女性は、子供がお腹に宿った時から10ヶ月かけて母になり、命がけで出産し、強い母となる。 そして、時に育児で躓き、落ち込みながらも、2人目、3人目・・・ と、肝っ玉かぁちゃんにパワーアップしていく(笑) 男性は、子供が産まれた時に、まず自分と似ているところを探し、日々の成長に関わる事で、想い出と共に、徐々に・・・『父になっていく』 んじゃないかなぁ?! 帰りの車中、主人と、さっきまで観た様々なシーンを想い出し、お互いが感動した台詞や、我が家に生かせることはないか・・・ と、語り合いました♪ みなさんは、『そして 父になる』 ご覧になりましたか~?! 私のパーカーを着て、爆睡するぽーちゃん。無意識にグチャグチャにした掛け布団の上で、男らしいこの寝像。これが、『我が家の幸せ』 かも?!