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2006.02.01
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カテゴリ:洋画

 ジョディ・フォスターが出演する航空サスペンス。007で悪役を演じ、ロード・オブ・ザ・リングにも出演したショーン・ビーンも機長として登場。


粗筋

 ドイツで航空機のエンジニアとして働いていたカイル(ジョディ・フォスター)は、夫を亡くした。自殺だった。それを機に、カイルは会社を辞め、娘ジュリアを連れてアメリカに帰ることに。夫の遺体を収めた棺は、同じ旅客機に乗せられることになった。
 カイルは、娘と一緒に、自分が設計した旅客機に乗り込む。
 旅客機は無事離陸。カイルは、眠りについた。それから数時間後、目を覚ますと、娘の姿がない。トイレなどを探し回るが、どこにもいない。カイルは、乗務員や、航空保安官と手分けして娘を探しまくるが、一向に見付からない。
 それどころか、乗務員や乗客は、カイルの娘を見た覚えがない、と発言。また、乗客リストからも、娘の名前は消えていた。カイルは、娘の持ち物があるのだから、と娘の持ち物を提示しようとするが、それらもいつの間にか消えていた。
 機長が問い合わせたところ、カイルの娘は夫が道連れにした、ということになっていた。乗客乗員の誰もが思う。カイルの「娘が機内から消えた」というのは、夫と娘の死を受け入れられない女の妄想に過ぎないのではないか……。
 カイルは、たった一人で、飛行中の旅客機から消え失せた娘を探すことに……。


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感想

 ネタバレになってしまうが……。
 真相は、全て航空保安官の企みだった。カイルを気の狂ったハイジャック犯に仕立て上げ、彼女が身代金を要求したように装う。航空保安官は、ハイジャック犯と治安当局の間の交渉係を努める振りをしながら、5000万ドルの身代金を掠め取る。乗務員の一人も彼の仲間だった。カイルの娘は既に死亡しているという情報を作成したものも、娘の名を乗客リストから消したのも、彼女だった。最終的には、カイルの夫の棺に隠してあった爆薬で旅客機を爆破し、カイルが自ら仕掛けた爆薬の操作を誤って死亡した、とするつもりだった。

 カイルが主人公でなかったら、本作品は「イカれた女のイカれた行動をひたすら見せ付けられる映画」となっていただろう。正直、観ていて苦しい映画だった。
 悪徳航空保安官が立てた計画だが……。
 穴があり過ぎ。
 カイルをハイジャック犯に仕立て上げることにしたのは、棺と同じ旅客機に乗るからだった。棺は基本的にチェックが甘いので、爆薬を隠し易い、と。現実には、空港のチェックがそんな例外を設けるとは考え難い。
 娘は、旅客機の電子機関室にいた。カイルは機内を乗務員に娘を探させたが、見付からなかった。なぜなら、身代混合脱計画に加担していた乗務員がそこを捜索したから、ということだが……。
 この部分も不明な点が多い。娘は航空保安官とこの乗務員によってそこまで移動されたことになるが、乗客や乗務員の誰もがそれに気付かなかった、というのはおかしい。例え乗務員といえども、子供を抱えて電子機関室に不必要に出入りしていたら怪しまれる筈。
 娘の持ち物は、オーバーヘッド荷物入れからも消えていた、ということになっている。つまり、悪徳保安官か悪徳乗務員が運び去った。しかし、離着陸の最中ならともかく、飛行中に誰かがそこを開け閉めしていたら、乗客・乗務員の誰かが気付き、不審に思っていただろう。
 悪徳乗務員の工作により、娘の名は乗客名簿から消された、ということになっているが、乗客名簿、てそこまで簡単に変更を加えることができるのだろうか。航空会社の上級職員ならともかく、一乗務員がそんなに簡単に操作できたら、不正などいくらでもできてしまうだろう。
 そもそも、カイルが眠らなかったら、娘をどうさらうつもりだったのか。
 悪徳航空保安官の計画にはとにかく首を捻ってしまう。

 ジョディ・フォスター演じるカイルは、旅客機を設計に携わったエンジニア、という設定になっている。そんな訳で、一般乗客が知り得ない抜け道なども知っていた。ただ、単なるエンジニア、そして一人の母親にしてはやけに行動力がある。叫びまくるは、機内を走り回るは、人を殴りまくるは……。ランボーの女版、という程ではないが、リアリティに欠けた。
 また、カイルは電子機関室に忍び込み、酸素マスクを起動させたり、客室内を停電させたりと、やり放題。ここまですれば座席に拘束され、身動きできないようにされる筈だが、手錠をかけられるだけ。これで航空機の安全が維持できるのか、と心配になる。
 もう一つ心配になる点といえば、ショーン・ビーン演じる機長が機長室から出て、カイルに振り回されているシーンが多いこと。現在の旅客機はコンピュータ化され、オートパイロットも高性能なので、機長が機長室に始終閉じこもっている必要はないのだろう。しかし、それでも機長が持ち場である筈の操縦席から当たり前のように離れるのは非現実的。

 本作品は、旅客機が舞台。
 したがって、旅客機の中でも一般的に見られない部分が見られる。
 作中のセットがどこまで正確なのかは不明だが、もし映画通りだとすると、旅客機、て無駄なスペースが多いような。
 電子機関室なんて、信じられないほど広いように感じたし、屋根裏部分も、人が立って歩けるほどだった。

 展開的に失敗だったな、と感じる点は、最後の死闘の場面が、着陸している旅客機の中で起こっていること(エアフォースワンが最後まで飛行中の飛行機が舞台だったのは大違い)。
 せっかく旅客機で起こっているのに、飛行中でないので、展開が退屈になってしまった。

 主人公カイルに共感できないのも問題といえる。
 上記したように、娘を探す為に酸素マスクを放出させて乗客をパニックに陥れ、機内を停電させて更なるパニックに。
 機内にいたアラブ人を誘拐犯扱いするものの、全く無関係と知った後でも謝罪しない。
 こんな女を母親とする娘ジュリアが気の毒。

 ストーリー全体も盛り上がり感に欠けていた。
「死んだ夫は自殺ではなく、他殺で、しかも大きな陰謀に巻き込まれての謀殺だった。しかし、謀殺を指示した組織の手は、残された妻と娘の手にも及ぶ。なぜなら、夫の殺害のきっかけとなった鍵は、何も知らない娘に託されていたからだ。それを知った組織は、帰国の途についている妻と娘を乗せた旅客機の中で娘をさらうことに……」
 ……なんてのを期待していたが、全くそうでなかった。
 夫の死は結局事件とは無関係で、単に棺が利用されただけだったのだから。

 ジョディ・フォスターだが……。
 老けたな、と思う。6歳の娘の母親、という設定にしては老け過ぎ(ポスターではやけに若く見えるが。修正か)。

 機長役のショーン・ビーンは、悪役を演じていないのを見るのは今回が初めて。相変わらず悪人面の為、「こいつが一枚噛んでいるのでは?」と常に思っていた。最後になって「実は悪い人ではありませんでした」となった時はずっこけそうになった。
 本作品は配役も間違えたな、という感も。ショーン・ビーンが悪徳航空保安官を演じていたら、もう少し緊迫感があっただろうに。
 悪徳航空保安官を実際に演じていた役者は、迫力がなさ過ぎた。

 全体的には、悪くはない映画だが、非現実的で、突っ込みたい部分が多過ぎ。

 ちなみに、この作品、元は父親が娘を探す、というストーリーだったが(だから主人公の名がカイルなのか。カイル、て一般的には男性の名)、ジョディ・フォスターが関わるようになってから、父親ではなく母親になったという。
 父親だった方がリアリティが増していたと思うが……。


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Last updated  2006.02.01 22:05:43
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